勉強と遊びを両立させるたったこれだけのシンプルな方法。そのうちに?今でしょ!

 勉強と~(部活とか習い事とか遊びなどいろいろ)の両立。この「両立」っていう難題、ほんとに昔から延々と続くすでに永遠のテーマ的な扱いになってしまってますよね。そして、それを解決するために毎回同じような議論が交わされ飽きてしまうほどです。そんなに長々とあーだこーだと言い合うことなんでしょうか。現に、ちゃんと両立できてる人も多いではないですか。彼らと両立できない悩める人達との違いって何でしょうか。

 熱中できる=リラックスできる

 どうすれば子供が勉強と勉強以外の熱中したいことを両立できるか、その方法の一つとして、例えば週末だけは勉強は休むということも考えられます。また、夏休み以降はひたすら勉強のみと約束させてもいいでしょぅ。

 しかし、勉強以外はダメという指示は禁句です。熱中できる何かがあるということは、子供にとっては精神的な拠り所を持つことであり、自分の気持ちをリラックスさせる方法をわかってるということなのです。

 それをすべて取り上げてしまっては子供の心は暗く閉ざされたものになってしまいます。

 自分のやりたいことがある子は、何とか勉強時間をやりくりして例え親の目を盗んででも目的に向かって突進しようとします。それも立派な子供レベルの努力なのです。

 遊びたいために子供なりに工夫し勉強の能率を上げようとするのです。そんな時、親は、遊んではいけないと注意するよりその努力ぶりを微笑ましく評価してやって下さい。

 勉強と遊びは相乗効果がある

 大人の世界でも、趣味を持たない人間は味気ないと言われます。人間的豊かさに欠けるということでしょう。熱中できる対象を持たないままの子は、どこか物足りなく弱々しく見えたりします。

 思いきり叫んだり泣いたり笑ったりする機会が少ないのですから、何に対しても無感動になってしまうのです。

 受験期の遊びは、決してマイナス材料ではありません。遊ぶことによって勉強に拍車がかかり、勉強することによって遊びにも集中できるのです。心配なのは、

どちらか一方だけに熱中してしまうことです。本当に勉強が好きで楽しいのなら問題はないのですが、ただ無感動に義務としてだけ勉強をこなしているのならあまり好ましい姿勢であるとは言えません。

 バランスが取れないまま成長した子供は将来きっと苦労することが多いでしょう。

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 時間的な感覚を身につける

 時間というものは時と場合によっては非常に扱いにくいものです。何かに熱中しているとたちまち時間は過ぎていきますし、嫌なことを目の前にすると、時間はやたらと遅く進みます。

 まるで、本人の心を見透かすように時はわざといたずらっぽく進んだり遅れたりするような気がするのは私だけではないはずです。

 人間は、体験上、一定の時間内に自分の能力ではどれくらいの仕事ができるのか、ということがつかめるものです。

 たとえば、私たち教える立場にある者は、指導科目の決まった時間内にテキストの何ページ分を進めればいいのか、そして理想的な授業になるのかをすでに感覚として身につけています。これもまた、一種の時間の概念を体得しているということでしょう。

 さて、子供達にこのような能力や感覚を期待できるでしょうか。私は、経験上難しいけど困難ではないと思います。

 起床してから家を出るまでの時間、学校へ着くまでの時間、授業時間、休み時間、など。一日の間に一定の時間で繰り返す行動はいくらであります。

 子供たちは、知らず知らずの間に時間の感覚を身につけ時間的な計算ができるようになっています。問題は、そうした時間の感覚を自分で計画的に振り分けられるかどうかということです。

 言い換えると、これだけ時間があるからあれができるこれは少し足りない。あるいは、この勉強を終わるのは少なくても1時間は必要であると考える能力であり時間の感覚なのです。

 このような計算をするのには、自分の能力、仕事や勉強の難易度をきちんと測る感覚、カンが必要です。

 確かな能力の向上は時間的計画性にある

 今まで経験したことがないのに、時間の感覚もいい加減なまま計画だけは立派で実行できない子供よりは、たとえ少ない量であっても予め想定した時間内でこなせる子供の方がはるかに実力は勝るのです。

 このように、計画と実行の間に大きな差がない子は、少しずつ能力を上げていく方法を自然と身につけるものです。それができない子は、いつまでたっても自分の能力を自覚できませんし能力の向上が見られないまま終わりがちです。

 親に何かを命じられた時、すぐに取りかかる子がいます。返事をした後で、順序や段取りを計算してからゆっくりと取りかかる子もいます。

 見た目には、すぐに取りかかる方が機敏に見え気持ちがいいものです。しかし、大切なことは、その命じられた時、頭の中で何を考えたかということです。

 自分の能力を計算しそれに応じて必要な時間などを無意識の内に考えているような子であれば、どんな場合にも大きなミスをすることはないと思われます。

 自分なりの時間の使い方を工夫することができない子供は、うまくことがいけばいいのですが、そうではない場合は、ただ対象に振り回され自分を見失うことになってしまいます。

 上手に予定を立てそれを着実にこなしていくことも重要な能力の一つなのです。

 子供に手伝いをさせる時、あるいは宿題をしている姿を見守りながら、親は時に的を得た助言をしてやらなければなりません。

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