今では日本でもまるで伝統行事的な当たり前感が否めない程、私たちの生活の中にすっかり溶け込んで定着しつつあるイベント「ハッピーハロウィン」。
しかし、肝心なハロウィンシーズンとも言われるその期間が一体いつから~いつまでなのか、とかその由来や本来の意味について正確に答えられる人は多くはないのでは?
ズバリ、2022ハロウィンは10月31日(月)!
ハロウィンの日にちは決まり事として決まっています。毎年、10月31日です。が、実際はその前からの商戦的なムード作りがにぎやかです。
10月に入るとかぼちゃや魔女などの飾りを街中で見かけるようになり、子供だけではなく大人も気分が高まりつつハロウィンカラーに染まっていきますよね。
ハロウィンの正確な期間は10月31日~11月2日
日本ではハロウィンの雰囲気づくりの準備として、9月くらいから10月末まで、アミューズメントパークなどでハロウィンのイベントが行われます。
しかし、海外では正確な期間は、10月31日~11月2日なのだそうです。短いですね。そして何よりもハロウィンの本来の意味や目的は、この期間に先祖の霊を慰める行事が行われています。
ハロウィンの流行はいつから始まった?
ハロウィンがもはやお祭り的に日本で広まり流行したのはいつごろからなのでしょうか?
まず、日本に初めてハロウィンを紹介したのは、子供向けのおもちゃ製造・販売していた「キデイランド」といわれています。
キデイランドは、1970年代にハロウィン関連の商品を販売する一方で、ハロウィンのイベント化を促進していました。そして、1983年にキデイランドは、念願であった日本初のハロウィン・パレードを開催しました。
数年後の1997年。この年に、現在ではハロウィンの大規模イベントとして知られている「カワサキ・ハロウィン・パレード」が開催されます。また同じ年にはTDL東京ディズニーランドでハロウィンのイベントが始まったのです。
2000年代後半になると、ハロウィンに便乗する商戦が勢いづき、さまざまなお菓子メーカーがハロウィンをモチーフにして商品を販売するようになりました。
このような現状を繰り返しながら、日本にハロウィンが定着していったと考えられます。
今年2022年(令和4年)のハロウィンは、10月31日(月曜日)です!
この【10月31日】という日付は、毎年固定ですから今後も同じですよ。
「10月31日」という日付の意味は?
それでは、なぜどんな理由や背景があって、ハロウィンは毎年10月31日に決まっているのでしょうか?
ハロウィン(10月31日)の翌日である11月1日はカトリック(キリスト教の一宗派)では「諸聖人の日(しょせいじんのひ)」という祝日。
この諸聖人の日は「オール・ハロウズ(All Hallows)」と呼ばれます。
ハロウィンの発祥とされるアイルランドやケルトでは、諸聖人の日の「前日の夜」は精霊を祭る夜とされていました。
ハロウィンという言葉の語源は、
↓
ハロウ・イブ(Hallow Eve)
↓
ハロウィン(Halloween)
このような経緯がありますから、11月1日の前日(正確には前夜)である10月31日がハロウィンとなったわけです。
いつまでハロウィンは続く?
日本では知識があいまいなまま誤解している人も多いですが、ハロウィンの期間は「10月31日の当日まで」が正しいです。
ちょうどクリスマスと同じように、2~3週間まえから飾り付けや仮装の準備をしてイベントが近づく高揚感で盛り上がり、当日のパーティーなどで盛り上がり、その日を過ぎたらきっぱりと終わるのが普通です。
ですから10月31日が過ぎて11月1日になったら、飾り付けは早々に片付けてしまいましょう。
今年は、単に浮かれるばかりでなく、ハロウィンの本来の意味をしっかりと再認識するきっかけにしたいものですね。