勉強ができる子とできない子の違いは何でしょうか?
勉強ができる子は頭が良いからでしょうか?
それとも努力家だからでしょうか?
実は、勉強ができる子には共通する特徴があります。それは、
(1)自ら考えて行動する
(2)集中力を高める
(3)勉強を習慣化する
(4)目標を持つ
(5)反復練習する
(6)間違いを恐れない
(7)興味を広げる
この記事では、これらの特徴について詳しく解説し、自ら勉強する子に育てるために親ができることも紹介します。
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自ら考えて行動すること
勉強ができる子は、自分で考えて行動や発言ができる傾向にあります。例えば、「終わりました」「次に進んでもいいですか?」「ここを教えてください」といった主体性を持って勉強に取り組むことができます。
このような子どもは、先生や親の指示を待たずに自ら考えて次に何をすべきか常に頭を働かせられる子が多く、わからないことは調べるか先生に聞くなどして疑問を放置しないため成績が伸びやすいです。
反対に成績が伸び悩んでいる子は、「指示があるまで何もしない」「指示されたことが終わっても黙っている」「わからないことがあっても聞かない」といった特徴があります。
また自ら学ぼうという姿勢がある子は1回の授業から多くを学ぼうとするため、同じ授業内容でも指示を待つ子どもより成績が伸びやすいというわけです。
集中力を高めること
勉強ができる子は集中しやすい環境で勉強しているケースが多く、例えば、「ソファやベッドの上ではなくきちんと机で勉強する」「テレビやスマホなど集中力を削ぐ原因となるものを近くに置かない」といったことを実践しています。また、家庭によっては子どもが勉強をサボりづらいように、親が側に付く・定期的に様子を見に行くといったスタイルを導入しています。
その一方、勉強できない子はテレビをつけながら、もしくはスマホを触りながら勉強しています。そのため問題を解くのに時間がかかったり、解けてもきちんと内容が頭に入っていなかったりします。
このように勉強する環境が整っていないと気が散りやすく効率的に勉強を進められないため、保護者が学習環境を整えてあげることが大切です。
勉強を習慣化すること
自ら勉強することを習慣化させるためには日々の目標を見える化すると良く、具体的にはノートなどに「今日やること」「今週やること」といったルーティンを作ることで、自然と習慣につなげられます。そして、やることが完了するたびにチェックを入れていくことで「達成する喜び」を実感しやすく、さらにポイント制のゲーム形式にすればこれまでの記録が数値化されるため、自分の成長が見える化されてモチベーションアップにもつながります。
また習慣化させるためには例外を作らないことも大切で、休日なども5分でもいいから勉強したという実績を残しておくと良いです。
毎日少しでも勉強するように習慣づけることで勉強そのものが日課となり、自然と机に向かうようになって結果的に自ら勉強するようになるでしょう。
目標を持つこと
勉強ができる子は、自分の将来の夢や目指す学校・進路など、明確な目標を持っています。目標を持つことで、勉強の意義や必要性がわかりやすくなり、やる気やモチベーションが高まります。また、目標を持つだけではなく、その目標に向かって計画的に勉強することも重要です。
例えば、「この教科はこの点数以上取りたい」「この問題集はこの期限までに終わらせたい」といった具体的な小さな目標を設定し、それを達成していくことで自信や達成感も得られます。
反対に勉強ができない子は、目標が曖昧だったり、計画性が欠けていたりします。例えば、「頑張って勉強したい」「成績を上げたい」といった抽象的な目標しか持っていなかったり、「今日は気分が乗らないから明日やろう」と先延ばしにしたりします。
このように目標や計画が不明確だと、勉強の意味や必要性が感じられず、やる気やモチベーションも低下してしまいます。
反復練習すること
勉強ができる子は、一度学んだことを忘れないように反復練習することを心がけています。反復練習とは、同じ問題や内容を何度も繰り返して覚えることです。反復練習することで、記憶の定着度が高まり、忘れにくくなります。
また、反復練習することで、問題のパターンや解き方のコツも身につきます。反復練習する際は、間隔をあけて行うスペーシング効果や、問題の順番を変えて行うインターリービング効果という学習法を利用することで、効果的に反復練習ができます。
反対にできない子は、一度学んだことをそのままにしておいたり、同じ問題や内容を単調に繰り返したりします。このように反復練習をしないか、やり方が間違っていると、記憶の定着度が低く、忘れやすくなります。
また、問題のパターンや解き方のコツも身につきにくくなります。反復練習は、ただやればいいというものではなく、どうやるかが重要です。
間違いを恐れないこと
勉強ができる子は、間違いを恐れずに挑戦し、失敗から学ぶことができます。間違いを恐れないことで、自分の弱点や課題を見つけることができ、それを改善するために努力することができます。また、間違いを恐れないことで、新しいことに挑戦したり、自分の考えを発表したりする機会も増えます。
これらの経験は、自分の知識やスキルを広げるだけでなく、自信やコミュニケーション能力も高めることにつながります。
反対に勉強ができない子は、間違いを恐れて自分の殻に閉じこもったり、逃げたりします。間違いを恐れることで、自分の弱点や課題を見つけることができず、それを改善するために努力することもできません。また、間違いを恐れることで、新しいことに挑戦したり、自分の考えを発表したりする機会も減ってしまいます。
これらの経験は、自分の知識やスキルを広げるだけでなく、自信やコミュニケーション能力も高めることにつながるので、逃してはいけません。
興味を広げること
勉強ができる子は、学校の教科だけではなく、さまざまな分野やジャンルに興味を持ちます。興味を広げることで、知識や視野が広がります。また、興味を広げることで、学校の教科と関連付けて理解したり、応用したりすることができます。
例えば、「歴史」に興味があれば、「国語」の古典や「社会」の時代背景も楽しく学べます。「音楽」に興味があれば、「数学」の比率や「理科」の音響も興味深く学べます。「スポーツ」に興味があれば、「体育」だけではなく、「英語」のスポーツ用語や「理科」の運動生理学も学べます。
反対に勉強ができない子は、学校の教科に興味がなかったり、自分の好きな分野やジャンルに偏ってしまったりします。興味がないことや偏ったことを学ぶことで、知識や視野が狭くなります。また、興味がないことや偏ったことを学ぶことで、学校の教科と関連付けて理解したり、応用したりすることができません。
例えば、「歴史」に興味がなければ、「国語」の古典や「社会」の時代背景も退屈に感じます。「音楽」に興味がなければ、「数学」の比率や「理科」の音響も難しく感じます。「スポーツ」に興味がなければ、「体育」だけではなく、「英語」のスポーツ用語や「理科」の運動生理学も学びたくなりません。
まとめ
勉強ができる子の特徴は、自ら考えて行動すること、集中力を高めること、勉強を習慣化すること、目標を持つこと、反復練習すること、間違いを恐れないこと、興味を広げることです。
これらの特徴は生まれつきではなく、親のサポートや工夫によって身につけられます。親は子どもの性格や学習スタイルに合わせて、勉強が楽しくなるような仕組みを作ってあげましょう。そうすれば、子どもは自分から進んで勉強する子に育ってくれるはずです。