Q:家庭学習をしないのに成績がいい子の教育方法について
中学2年生の子供は勉強を全然しません。テストの前もネットやテレビで遊んでばかりです。試験の前夜に教科書やノートをざっと見るくらいです。それなのに成績はクラス40人中5番、学年160人中20位くらいで上の方なのです。こんなタイプの子はクラスに1人はいますよね。子供の時から本を読ませていたので読解力があるのが助かっているのかもしれません。
要するに授業に集中できるし、生まれつき理解力が速いという才能があるのでしょう。 でも反面、勉強しなくてもこれくらいできるなら、勉強したらもっと上に行けるんじゃないかと思ってしまいます。能力が高い子なのにもったいないと感じます。小学校の時は勉強していたのですが、中学に入ってからはやらなくなりました。
子供は成績を上げるとかいい学校に行くとかに興味がありません。むしろはっきり「勉強はつまらない」と言っています。(日本の詰め込み教育に飽きているのかもしれません。)高校に進学する時も偏差値の高い高校に行くと、勉強ばかりの生活になるのではと心配していて、今の成績で入れる高校で十分だと言っています。親としてはいい学校に行ってほしいとか言ったことはないのですが、才能を無駄にしているような気がします。
将来の夢も特にないようです。「頑張るの嫌い」とよく言っています。進路も自分から考えようとしません。この年頃はそういうものなのでしょうか?
本人が自分の目標を持って、自分の希望に沿った学校選びや進路や将来の夢を追求できる自立性を持ってほしいと思います。
最後は本人のやる気にかかっていますが、親としてはどこまで手を引いて見守り、どんな励ましの言葉をかけるのが適切か、良いアドバイスがあれば教えてください。」
A:私は子供の時に厳しい教育を受けて、大人になってから後悔している者です(笑)。
単刀直入に、今の状態でいいと思いますよ。才能を使わなくてもいいじゃないですか? もっとやれば効果があるという保証もないし、本人がやりたいと言わないなら、親が強要するのは良くないと思います。
でも、本を読ませていたのが功を奏したようで、トップになったとしても、本人がトップレベルの大学に進みたいと思わなければ、そこそこの成績で十分じゃないですか。
すべて上位が良いとは限りませんよ。せめて、あなたが質問したことを子供に話してみて、やる気が出そうなら応援してみてはどうでしょうか」