大谷翔平のすごいところとその理由は何と言っても【二刀流】にあります。投打二刀流でMLBを席巻!彼のすごさとは、二刀流で歴史を塗り替えること。あらためて、大谷翔平のすごいところを具体的に徹底解説!(PR)
なぜ大谷翔平は人気なのか?
揺るがない
彼の魅力はどこから来るのでしょうか?皆さんもご存知の通り、大谷は高校1年生の時に、佐々木洋監督から「マンダラチャート」を作るように言われました。中心に最高の目標を書き、そのために必要なことを80個に分けて書くという方法です。
しかし、大谷はチャートに書いた「8球団からドラフト1位で指名される」という目標に向かって、他の80個の「やるべきこと」をほとんど全部やり遂げました。球の切れや速さ、変化球、コントロールなどの技術はもちろん、体力、精神力、人間力、運(を引き寄せる)まで、自分で決めたことを実現しました。決めたら最後までやる。揺るがない。この強い心と体が一番の特徴でしょう。
自分で成長できる
野球界は上からの命令が多いところです。選手は指導者に「これ、やっておけ」と言われて体力や技術を高めることが多いです。でも、大谷は自分の体をよく理解して、自分でトレーニング法を考えて、努力しています。
2018年にMLBに行った時と比べて、今年は体が大きくなって、上半身の筋肉がすごくなっています。でも、大谷はただ筋肉を増やしただけではありません。ダルビッシュ有のアドバイスを参考にして肩周りのトレーニングは控えて、ウェイトトレーニングをメインに筋トレをしました。プロテインも含めた「食トレ」もしました。専門家の助けもありますが、そうしたトレーニング計画を自分で作って実行しています。
さらに、去年のオフに大谷はシアトルにある個人のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」に行きました。この施設はダルビッシュ有や、去年のサイ・ヤング賞投手トレバー・バウアーなども使ったことで有名です。
投げる動きや打つ動きを分析して、球の回転数や回転方向などのデータを細かく教えてくれて、とても高いレベルで自分のプレーを見直せます。今後のトレーニングプランも立てられます。 大谷はこの施設で自分の投げる球の回転や投げ方について確認して、フォームを改善しました。投手としては今シーズン、すごく成績が良くなりましたが、その理由は自分でやったフォーム、投げ方の変更があったのです。
大谷は2018年にトミー・ジョン手術(側副靱帯再建術)を受けました。強い速球を投げる投手には避けられないことです。この年の10月1日に手術を受けて、投手として、復帰は2020年の7月26日になりました。コロナの影響もありますが、復帰までに22カ月もかかりました。
日本人の投手はトミー・ジョン手術から早く復帰しようとして焦ります。松坂大輔などは12カ月でMLBのマウンドに戻りました。でも、大谷は自分にとって一番いい選択は何かをしっかり考えて、ゆっくりとリハビリに励みました。この「学ぶ姿勢」「賢さ」も大谷の特徴です。
気の利く
気の利くとは「気配りができて失敗がない」という意味で、少し悪い意味も含まれていますが、大谷の場合、社会とのコミュニケーションはとても良い意味で「気の利く」と感じます。大谷の記者会見で印象的なのは、言葉の最後が「かな」となる発言が多いことです。
「筋肉は投手として邪魔にならない限り、もっと増やしてもいいかなと思います。あと、打者に必要だけど投手には邪魔な筋肉は、あっても使わなければ問題ないかなと」
大谷翔平の話術とプレーの魅力
メジャーリーグで活躍する大谷翔平は、野球選手としてだけでなく、話す人としても注目されている。彼の発言には、どのような特徴や意味があるのだろうか。また、彼のプレーには、どのような感情や思考が込められているのだろうか。本記事では、大谷の話術とプレーの魅力について、別の業界のトップリーダーとの比較を交えながら分析する。
制球力の重要性について
大谷は、投手としての制球力について質問されたとき、次のように答えた。「コントロールは大事なんですけど、ある程度、質の高い真っすぐで押せている日にはコースは関係ないんです。ド真ん中にいっても、ファールを取れる。だから調子がいい日に限っては、あんまりコース云々ではないのかなって感じです」
この発言には、大谷の自信と謙虚さが表れている。自信があるのは、自分の真っすぐの質が高いと認めていることだ。謙虚さがあるのは、コントロールは大事だと前置きしていることや、調子がいい日に限ると条件付けしていることだ。また、最後に「かな」とぼかすことで、自分の意見を押し付けないようにしている。これは、相手の感情を考えた話術だと言える。
野球の楽しさ、面白さについて
大谷は、野球の楽しさ、面白さについて聞かれたとき、次のように答えた。「自分の中で課題を消化するのが野球のおもしろさなのかなと思います」
この発言には、大谷の向上心と探究心が表れている。向上心があるのは、自分に課題を課していることだ。探究心があるのは、野球のおもしろさを自問自答していることだ。また、最後に「かな」とぼかすことで、自分の感情をさらけ出さないようにしている。これは、自分の内面を守るための話術だと言える。
別の業界のトップリーダーとの比較
大谷と同じように、若くしてその世界のトップに立ち、メディアの注目を集める人物がいる。それは、将棋の藤井聡太二冠だ。彼もまた、大谷と似たような話術を使っている。
例えば、強くなるための課題について聞かれたとき、次のように答えた。
「たくさんあると思いますけど、まずは序中盤の形勢判断でしょうか。将棋にはものすごく強くなる余地があると思っていますので、自分の頑張り次第か、と思います」
人の将棋の可能性、AI将棋との力関係について聞かれたとき、次のように答えた。
「今ではソフトとの対決の時代を超えて共存という時代に入ったのかなと思います」
藤井も大谷と同じく、自信と謙虚さを併せ持ち、最後に「か」「かな」と語尾をぼかすことが多い。これは、自分の立場や感情を考慮した話術だと言える。大谷も藤井も、自分の世界に没頭し、常に向上心と探究心を持っている。そんな彼らの話術は、その世界のトップに立つために必要な「如才ない」処世術なのかもしれない。
大谷のプレーが明るい印象を与えるワケ
大谷の話術は、自分の意見や感情をふんわりと伝えるものだが、彼のプレーは、自分の気持ちをはっきりと表現するものだ。彼のプレーには、野球が好きという気持ちが溢れている。
NPBのトップ選手の中には、野球を「仕事」として捉え、「楽しいと思ったことはない」と言う人もいる。特に甲子園で活躍した選手は、高校時代から過酷な練習に耐えてきた。それだけに「野球を楽しむ」という感覚が失われてしまったのかもしれない。
しかし大谷は、自分で「野球が好き」と言っており、オフも「野球がもっとうまくなるために」と努力している。試合でも塁間を駆け抜けるときやホームランを打ったときなど、「楽しくて仕方がない」という表情を見せる。野球を心から楽しんでいることが伝わってくる。
この点も「将棋が好きでたまらない」という藤井と共通しているが、「野球が好き」という揺るぎない気持ちが、大谷のプレーを明るく自由に表現するものだ。彼は試合中にも笑顔を見せたり、相手チームの選手と仲良くしたり、ファンにサインをしたりする。野球を楽しむ姿勢が、敵味方や観客にも伝染するのだ。
まとめ
大谷翔平は、野球選手としてだけでなく、話す人としても魅力的な人物である。彼の発言には、自信と謙虚さ、向上心と探究心、如才なさと純真さが表れている。彼のプレーには、野球が好きという気持ちが溢れている。彼は自分で自分の体や技術を分析し、進化し続ける。彼は人に恵まれ、人を惹きつける。彼は野球界にとどまらず、世界中の人々に感動と爽快感を与える。彼は、私たちが応援したくなる理由をたくさん持っている。