「個人的にはやることをやるしかない。自分にできることをしっかりとまずはやっていくというのが、チームに対していちばん、勝つ確率が上がる作業かなと思います」
エンゼルスの大谷翔平は、2021年にメジャーリーグのシーズンMVPに輝いた。投手として9勝、打者として46本塁打を記録し、世界を驚かせた。
彼の成功の秘訣は何だろうか？
彼の言葉からは、「やることをやる」という姿勢が見えてくる。2022年5月28日に行われたマーリンズ戦では、6回5安打2失点（自責1）と粘り強く投げたが、味方のリリーフ陣が崩れて逆転負けを喫した。打者としても4打数無安打に終わった。
試合後のインタビューで、彼は「個人的にはやることをやるしかない」と語った。彼は自分がコントロールできることに集中し、チームに貢献することを目指している。
自分以外のことに気を取られず、自分の役割を果たすことが、チームの勝利につながると信じている。
彼のこの姿勢は、高校時代から変わっていない。花巻東高校では、「原田メソッド」という教育手法を取り入れていた。その中で、彼は自分の目標を明確にし、その達成に必要な行動を書き出していた。
例えば、「日本一になる」「日本人最速となる160kmを記録する」「ドラフトで菊池雄星を越える8球団から1位指名を受ける選手になる」という目標を掲げていた。
彼はその目標を達成するために、「やること」を具体的に定めていた。
例えば、「毎日ストレッチする」「筋トレする」「投球フォームを磨く」「バッティング練習する」「英語を勉強する」などである。彼はその「やること」を毎日実行し、自分の能力を高めていった。
また、彼はその「やること」を「楽しみ」として捉えていた。
例えば、「投球フォームを磨く」ことは、「自分の理想のフォームに近づく」ことだった。彼はそのプロセスを楽しんでいた。
「英語を勉強する」ことは、「メジャーで活躍する」ことへの準備だった。彼はその目標に向かって努力することに喜びを感じていた。
彼はその「やること」を「チャレンジ」として捉えていた。
例えば、「160kmを記録する」ことは、「自分の限界に挑戦する」ことだった。彼はその挑戦に興奮していた。
「ドラフトで8球団から1位指名される」ことは、「他の選手よりも優れていることを証明する」ことだった。彼はその証明に意欲的だった。
彼はその「やること」を「成長」として捉えていた。
例えば、「日本一になる」ことは、「自分の力でチームを勝利に導く」ことだった。彼はその責任感から成長していった。
「菊池雄星を越える」ことは、「自分の憧れの選手よりも強くなる」ことだった。彼はその刺激から成長していった。
大谷翔平は、「やることをやる」という姿勢で、自分の目標に向かって努力し続けてきた。それが彼の超一流への道だった。彼から学べる教訓は以下の通りである。
●自分がコントロールできることに集中し、自分以外のことに気を取られない
●自分の目標を明確にし、その達成に必要な行動を具体的に定める
●自分の行動を楽しみ・チャレンジ・成長として捉えモチベーションを高める
これらの教訓は、野球だけでなく、ビジネスや人生でも応用できるものだろう。私たちも大谷翔平のように、「やることをやる」という姿勢で、自分の夢に向かって進んでいきましょう。