~子供と大人って何が重要な違いなの?~
それは、未来への可能性の度合いでしょう!
人の一生は数々の岐路(右か左かどっちに行くか、これからの人生のとても大切なキーワードです)があります。仮に、一つの道を選べば他の道へ進む率はずっと少なくなります。
学校や職業の選択、はたまた配偶者の選択など、いずれの場合もこの分かれ道でどちらかを選んだ結果です。
右か? 左か? まっすぐか?
人はその度に思案を繰り返しながら人生を歩んで行きます。悲しいかな、年とともに選択肢は減ります。
子供たちは、その可能性と同等の様々な道を選ぶことができます。そして、右か左かに行く前に知ってほしい、右か左かに関する5つの知識をしっかり理解して下さい。
1.立志
しかし、ここ数年来、将来は何になりどうしたいのか明白な目標を持ち合わせない子供たちが多いようです。これは心の発達および将来必ずや来るいろいろな局面に臨むという点から考えると憂慮するべき傾向です。
頭から、思うようにならへんから無駄やんかと退くか、今考えることだけは試そうでは生きる姿勢に大きな違いが起こります。
少なくとも、後者は自主的に能動的に自分の人生を生きてやろうと言う意欲があり元気があります。
死語(デッドワード)になり果てたのか、そうであれば誠に嘆かわしいことですが、その昔から「志を立てる」と言う言葉があります。己の人生において、
何を立て何をやろうか考えあぐね、どうやってその目標に自分を接近させようかと燃える強い意志のことです。
せめて中学生の頃には、将来を真剣に思い遣るクセを持ちたいものです。考えること自体が意義深いのです。
特に、受験期を迎えた時にこのクセが役立ちます。
2.純粋!、だから伸びるし耐えられるんです
子供たちの清らかな心に一つの目標を設定させることは、彼らの心の発達以上に重要です。
自分をしっかりと見据え律する、責任を持つ、しんどい時こそ耐える、これらは子供たちの逞しい成長の促進剤です。
どれほど齢を重ねても、方針を設定しそれに向かって努力することが貴重であり、人の人たる所以であると考えます。
3.子供目線、それって楽、楽しい!
程度の差こそあれ、人は誰でも願望なるものがあります。大人同様、子供は子供なりの様々な願いを持ち合わせているはずです。
それは例外なく良い内容であり、自信を否定するような代物ではありません。ただ子供が故、それを根気強く意識したり具体的なイメージとしてとらえたりすることまではなかなか到達しないのが実情です。
彼らの願いをそれぞれの成長の中で時期的な位置づけや価値づけをしたり、実現が可能な方法を具体的に示すことが彼らの願いを活かしながらヤル気を育てることであると思います。
4.子育て上手は、気配りが半端ない
その一方では、子供たちに願いを立てさせる(将来はどんな人間に、また何になりたい何をしたいなどと)ことはよく行われますが、当の子供がそれに対してどのような実践を試し結果としてどれくらいの成果を得たかまで追及することは極めて難しいのでないでしょぅか。
願いや目標を立てる際は、まず現在の自分の長短所を合わせて十分認識する真摯さが必要です。
それから、具体的な取り組み方や目標を立ててできるだけ効果的な行動を考えることが肝要です。その際も、必ずこれはいつまでにと期限を切ることが必要です。
最後に、その達成度について十分な反省を課し、適正な評価を与えることも不可欠なことです。
5.子育ての肝は子供の個性を伸ばすこと
考えて見て下さい。例えば、勉強においてもどんな科目でも平均的にできる方でありムラがなく勉強する時間もほぼ均等である、こんな子供こそ理想的と考える親ほど、実際はわが子の気まぐれな態度や無駄が目立つ勉強ぶりに苛立ちやすいものです。
さらに、友達ともよく遊び、親の意見もよく聞き、整理整頓も上手で周りに慕われる子であれば大いに満足、というような願望はエスカレートする一方です。
親も自分自身を振り返ればこんな完璧さを要求できるほど非の打ちどころのない子供時代だったでしょうか。親だからこそ自分が見えなくなってしまうようです。
勉強でもなんでも全体的に器用にこなす人間が現実の場に出てきたら一体どんな様相を呈するのでしょう。もしかすると逆に目立たない平凡な人間に見えるかもしれません。
つまり、平均的過ぎて特徴がなく個性が乏しい人物に映るかもしれないのです。周囲の印象に残るような人間になることは難しいと思います。
やはり、親はわが子の長所や短所をよく見極めて具体的な目標設定をさせることが大切なのではないでしょうか。