子育てのチョットした手間暇づくり ~おススメメッセ~

     子育てのチョットした手間暇づくり

      ~ おススメメッセネタ(Ⅳ) ~

 いよいよ年末クライマックス、新年がすぐそこに。今年の「子供を勉強好きにさせる子育てメソッド」のメインテーマである家庭環境の土壌づくりの締めくくりとして、一家だんらんの話題に活用して下さい。

 どれもこれも言い得て妙、実にパワフルで腑に落ちる名言ばかりです。決して古臭いと思わないで下さい。先人たちの尊い一言一句に秘められている思いや願いや感性は、まるで現代を生きる私たちの生き方の指針であるような気がします。

 21.知識も用いる目的が善でなければ害物となる(プラトン)

 知識や知恵があってもその使い方は難しいもの。いわゆる「悪知恵」という言葉があるが、知識や才覚が個人の利害に結びついている時、こうした非難が浴びせられる。今の世の中、悪知恵が横行し過ぎである。

    22.二つの矢を持つな。後の矢を頼みて初めての矢になおざり                   の心あり(兼好法師)

 人々の慢心や油断を戒めた言葉。的を射ようとする時、一発必中の覚悟でやらないと射損じやすい。二本目があると思う心のゆるみで失敗することを諭している。

    23.明日ありと思う心のあだ桜、夜半に嵐の吹かぬものかは                    (親鸞上人)

  思いついた仕事や気がかりなことは、すぐに処理する方がよい。後で片付けようとか明日に延ばそうとして気を緩めると思わぬ障害が起こり、結局成し遂げることができないものだ。

    24.天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず(スマイル                    ズ)

 人は生まれながらに貴賤貧富の差別はなく、その人自身の努力によって栄達や人格に上下ができていくものである。
 この言葉は、イギリスの作家のスマイルズが書いた「自助論」にあり、これを後に福沢諭吉が自著の「学問のすすめ」の冒頭に引用したことで広く知られるようになった。

 25.人生は、それがどんなものであるかを知らないうちに半分                   過ぎ去ってしまう(ヨーロッパ古言)

 人生とは何か?それがわかりかけるころは、もう人生の半ば過ぎになっている。人生というものの複雑さ、生き方の難しさを嘆いた言葉。これに関連したこんなことわざもある。「人生がわかるのは棺に入る前日だ」

 26.医者に払うより肉屋に支払へ(イギリス古言)

 食べ物を倹約し過ぎて体をこわすのは実にばかばかしい。健康を保つには十分な栄養と休息をとることが必要で、病気になって医者通いするようなことは愚かなことだ。
 当時の食生活がわりに貧弱なイギリスの風俗をよくあらわしたことわざである。

 27.健康な人は自分の健康に気づかない。病人だけが健康を知                   っている(カーライル)

 「病気になるまでは健康の価値はわからない」病気になってみてはじめて健康のありがたさを知る。指にトゲが刺さっただけでも体の自由は失われてしまう。
 それなのに健康な時にはそのありがたさを思わないし、病人への同情や思いやりもないのだということ。

 28.快楽を適度にするは健康を致すの道なり(スマイルズ)

 趣味やいろいろな楽しみ事も、度を超すと体を壊すもとになる。快適な生活を送るためには、楽しみにも節度というものがあるということ。

 29.安眠は、心労の最上の療法なり(セルバンテス)

 気疲れや心配ごとのある時は、十分な睡眠が最大の治療法だ。よく眠った後、さっぱりとした気分で事にあたると案外たやすく乗り切れるものだ。取り越し苦労ということもあるのだから。

 30.充実した一日が幸せな眠りをもたらすように、充実した一                   生は幸福な死をもたらす(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

 一日が充実していれば安眠が得られる。これと同じく満ち足りた一生を送った人は、過去を振り返っても憂いなく大往生ができるものだ。いわゆる死に花の咲く美しい死に方ができるということ。

 31.冬来たりなば、春遠からじ(シェリー)

 人生にはじっと耐えていなければならない時があるものだ。そうして、じっと待っているうちに、やがて輝かしい春が戸を叩くようにチャンスが向こうから押しよせてくれる。
   「待てば海路の日和あり」「雨の後は天気」と同類。

 32.艱難汝を玉にす(中国古言)

 人生に立ちはだかる様々な困難を乗り越えてこそたくましい人間が出来上がる。苦しみや困窮をやり過ごす知恵もこうした経験があってこそ生まれるものだ。
 言い古された格言であるが、改めて噛みしめてみると人生の真実が深く込められている。

 33.ウソつきはほんとうのことを言う場合も信じられない(キ                   ケロ)

 外国の童話の「オオカミがきた」と同じ内容の言葉。何か重大な危機に立たされている時でも、かねての信用がなければ、人はその危機を信じたり相手になってくれようとはしない。

 34.機会は鳥のごとし、飛び去らぬうちに捕えよ(シラー)

 幸運のチャンスというものは、枝移りする鳥のように停止してはいない。だから素早く自分の手につかみ取ることが大切だ。うっかりしていると飛び去ってしまい、再び手の届くところへは近づいてくれない。他、イギリスには、「チャンスが過ぎてから悲しんでも遅い」がある。

 35.自分で意識した謙遜は死んでいる(エッシェンバッハ)

 意識的な自己卑下や遠慮深さは意味をなさないし、むしろ嫌味な印象を与える。初対面の時など、過剰なばかりにへりくだりのポーズをとることを礼儀と心得ている人がいるが、そういう意識的な態度こそ死んだ礼儀というべきである。
 謙譲の心とは、打算のない自然の物であるはずである。

 36.人間の運命よ、おまえはなんと風に似ていることか(ゲー                   テ)

 人々の運・不運の予測の難しさ、捕まえることの困難さを風の流動性に例えて言ったもの。人の運は、努力や財力や才知があってもどうにも動かすことができない場合が多い。
    だからこそ人生はおもしろいのである。

 37.人生は、幸福な者には短く、不幸なものには長ったらしい                 (ギリシャ古言)

 幸せは夢のように早く流れる。これに反して、下積みで日の目を見ない生活者には、人生を飽き飽きするばかり長いものであるということ。流れる時間に長短はないが、その人生の内容や感じ方で天と地ほどの隔たりがある。

 38.幸福はまず何よりも健康の中にある(G・Wカーチス)

 幸せの第一条件は、いうまでもなく健康であるということ。地位や名誉や金力や学問などは確かに幸福の一つの条件ではあるが、最大のものではない。健康こそがあらゆる人生の幸福を考える場合、一番大切な条件であると言えよう。

 39.心の苦労は肉体の苦痛よりももっと悪い(サイラス)

 一般に精神の悩みは全身的であるが、体の苦痛は局所的である。心の問題は、確かに生活全体を覆いつくすほど大きく、根が深く幅が広い。
    それだけに肉体の痛みよりも耐え難いと言えよう。心痛のために死ぬ人は多いが、指を失ったからといって自殺する人はいない。

 40.苦しむには死ぬことよりももっと勇気がいる(ナポレオ                       ン)

 自殺をする人について、弱い人だと批評するのはすごく易しいことであるが、あなたが悲痛のどん底、耐え難い苦痛で土壇場に追い詰められた時はどうするか。苦境と言っても様々あるが、人生には確かに死ぬことよりもつらい苦しみというものがたくさんある。

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)