子育てのモットーは何かを簡単に学ぶ心に響く珠玉のメッセージ

 大阪在住、中2女子のお父さんから寄せられました。(原文のまま) 
「子育てのモットーは何かを簡単に学ぶ心に響く珠玉のメッセージを拝見しながら、古人の言葉の重みと内容は、親はもちろんのこと、現代を懸命に生きる人たちの心を打つ正に警鐘じゃないでしょうか。もっと知りたいのですが。他にあれば取り上げて欲しいです」

 精一杯ご期待に応えなければと、今回もできるだけ今の世相にふさわしい現実実のあるものを選びました。ご参考までに。


 泣くな。 涙を流すヤツはいつまでもずるいヤツだ(古谷綱武)

 幼い子供や学生たちへの単なる注意言葉ではない。世の中には、よく責任逃れのためにわざと泣く者がいるが、彼らはあえて泣くという行為によって周囲を欺き自分を甘やかしている。見せかけの涙やごまかし泣きにはだまされてはいけないという自戒が含まれる。

 人間は、考えることが少なけ れば少ないほどよけいにしゃべる(モンテスキュー) 

 物の考え方が浅はかな人ほどおしゃべりで了見が狭いものである。目先のことしか考え つかないし、その人の言うことは取るに足りないことばかりであるということ。

 有益な言葉は飾り気のない口から出る(シラー) 

 ここでいう有益な言葉とは、身近な生活の知恵や日常の過ごし方に役立つ才覚のこと。こういう問題は、高遠な学説や気取った理論からは見つけにくい。それよりも、普段つき合ってる人の意見や批評などが役に立つ。格言やことわざなども飾り気のない有益な言葉のひとつといえる。

 成功者はキリのようにある一点に向かって働く(ボビー)

 ある一つのことを成し遂げようとする人は、ただ一筋の目的に向かって突進する。わき見や道草をすることがない。これは、猪突猛進や鹿を追う者は山を見ずと若干矛盾するが、ある事業を完成するための知恵としては、これもまた一つの真理であることは言うまでもない。

 問うは一旦の恥、問わぬは末代の恥(書経) 

 問う、とは、物事を尋ね正してはっきりさせること。転じて学問や勉強のことである。一 度の恥をおそれて知らないことを尋ねないと、一生涯知らずに大きな恥のもとになるとい う意味。

 人生は人はひと箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしいが、重大に扱わなければ危険である。(芥川龍之 介)

 解釈なし。正にそのままである。

 わけのわかった人は自分を世の中に適合させる。わからず屋は自分に世の 中を適合させようとする
         (バーナード・ショウ)

 聡明な人はどんな時代にでも適応できる柔軟性を持っている。しかし、了見が狭かったり、意固地で頑固な人は、自分の欠点は棚に上げておいて、時代や世間に向かって不平ばかり言っている。世の中を自分に合わせようとしても、それは無理なことで、そういう人はつまらない一生しか送れない。

 真似事でも善きことを成す人は善人なり(上田秋成)

 善人とは、善良で篤実な人、善事を行う人のこと。たとえ、人まねではあっても善人のまねであれば、その人の向上心はかならず達成されるはずである。

 あなた自身の生活を楽しみなさい。他人の生活と比べたりしてみないで  (コンドルセ)

 流行や世間の物差しばかりに気を取られないで、自分の生活は自分で創造し楽しむべきだ。

 腐敗した社会ほど法律がうじゃうじゃできるものだ(S・ジョンソン)

 昔、楽園に住んでいたころの人間社会には、殺すな盗るなうそつくなの法律しかなかった。議会のたびに新しい法律や規制事項が増えていっては、実際、われわれの未来の生活は無味乾燥のものになろう。
 
 

 

 

 

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