実は、(ウサギ&カメ)両者それぞれの長所こそ確かな学力向上の秘訣では?
~ウサギとカメのかけっこ?!~
コツコツと絶え間なく地道な努力を確実に積み重ねること、そうしようとする姿勢、ほんとに大切なことです。
学力がインビジブルなものである限り、学力の付き具合はそう簡単に測れるものではありません。
学力が向上する条件として、たとえ教え上手な先生から、ああだこうだと言われても、楽しく面白く導かれても要は自分で自分をわからせることが必要です。
実のところ、これこそが「自己学習力」です。単語や漢字をコツコツと覚え続けたり素早く計算をしたりじっくりと長文を考えたりなど、これらは誰もができる学力向上の基本的な条件です。
生徒諸君が、極力忘れ物や欠席を控え、先生の説明をじっと聞き続けることができればそれは学力の向上の前兆であると言っても過言ではありません。
現在の与えられた学習環境を、修養の場として大いにがんばることを切に願います。
そして、声高々に訴えたい!!!
わかる喜び、できた感動、実に気分がええもん、ってね。
あるお母さんが、
先日、子どもが学校からしょげて帰って来ました。理由をはっきり言わないのですが、どうやら「中間テストの成績が思わしくなかったようです。本人は、がんばったようなのですが・・。
さてこんな時、次のような常套文句が飛び出しませんか?
「な、だから言ったやろ。普段から勉強していないからよ。しっかり勉強するのよ」
または、さらに手厳しくなると、「あんだけ勉強しなければあかんと言ったのにしないからよ。お母さんは知らないよ。そんなんじゃ何のために塾にお金を払って行ってるの、もう塾はやめなさい。」と突き放し気味の口調も。
カッカと怒鳴ることが決して効果的ではないはずです。一方的に感情的に言うことが子供に何の「改心」を招くと言うのでしょうか。
少なくとも建設的発展的な解決策は生まれません。
子供が、立ち直り新たなやる気を起こすことを願って、こんな一言を発するのはいかがですか。
「お母さんに何か手伝って欲しいことがある?」
表現の仕方はいろいろとあるでしょうが、大切なことは子供に面と向かって聞き、言いたいことがあれば言わせることです。
子供が何か失敗をした時こそ、親はできる限りの範囲内で協力してあげるべきです。
ただ強く押し出すような励ましだけでは一方通行過ぎます。どうして欲しいのか、何を手伝って欲しいのかを子供に聞いてあげることです。
子供自身が言いにくかったことを言いだしやすくしてあげるのです。
真っすぐに本音で堂々と
子供が、本音で話すきっかけを与えることに努めてほしいと思います。自分の子供です。同じ屋根の下で、生活を共にする限りにおいて、少なくとも本音が飛び交う雰囲気造りこそ親の役割です。
そして、その雰囲気の中で子供の学校の成績には表れない子供の人間性の部分に注目してやって欲しいと思います。
これは、学校の先生というよりは親にしかできない当然の役割ではないでしょぅか。
結局、成績にこだわり過ぎる親に限って、子供の真の力というものを把握できないままなのです。いい学校に進ませることだけを考え、実際は子供が自ら生きる力をつぶしているようでは決していい雰囲気とは言えません。
親の自己満足的な家庭の空間でしょう。逆に、そうではない親は、子供がいい成績であっても安心し過ぎることはありません。
そして、悪い成績の場合でも、感情的に怒ったりすることはほとんどないと思います。
親と子が常にお互いの立場を思いやる雰囲気づくりこそが家庭における親の本来の役割ではないでしょぅか。