将棋界に革命を起こした藤井聡太竜王
14歳でプロ棋士になり、29連勝、タイトル5冠など、数々の記録を打ち立ててきました。しかし、彼の凄さはそれだけではありません。
今回は、藤井聡太に関する興味深いエピソードを紹介します。
将棋の天才として幼少期から注目
藤井聡太は、将棋の才能を幼少期から発揮していました。詰め将棋合宿に参加した際、一番早く解き終わって周囲を驚かせたことがあります。その時まだ5歳でした。
そして、小学生の時には、将棋のことを考えながらよくドブに落ちていたというエピソードもあります。
杉本昌隆九段の門下生になった日には、師匠に平手で勝ってしまいました。大人やプロ棋士が出場する詰め将棋選手権では小学2年生の時に出場し、全問正解しました。
その後も詰め将棋選手権を5連覇しました1。
プロ棋士として歴史を塗り替える
藤井聡太は14歳2ヶ月でプロ棋士になり、最年少記録を樹立しました。デビュー戦では76歳の加藤一二三九段と対局し、62歳差は史上最大差記録となりました。
デビューしてから負けることなく29連勝を記録し、これも史上最長記録となりました。
16歳での棋戦優勝も史上最年少です。17歳11ヶ月でのタイトル獲得も史上最年少です。
現在は竜王・王位・棋聖・王座・王将の5冠を保持しており、これも史上最年少です。
AIを超える驚異的な読み筋
藤井聡太は、AIが発見できる最善手を人間が指すことができる数少ない棋士の一人です。
例えば、2019年12月に行われた第69期王将戦挑戦者決定リーグ戦での対佐々木大地七段戦では、AIが22億手読んで発見できる最善手を36分で指しました。
また、2020年11月に行われた第69期王位戦七番勝負第4局での対豊島将之王位戦では、AIが評価値-9999と判断した局面から逆転勝ちしました。
このように、藤井聡太はAIを超える驚異的な読み筋を見せています。
人間らしさも魅力的
藤井聡太は将棋の天才ですが、人間らしさも魅力的です。
彼は鉄道好きであり、飛行機のチケットを拒否して新幹線で移動したことがあります。また、自販機で飲み物を買った時は贅沢しちゃったなと感じているそうです。
彼はファンへの気遣いも忘れません。色紙に詰め将棋を書いてプレゼントすることがありますが、53手詰めという超難問だったこともあります。
また、インタビューでは「僥倖」という言葉を使って羽生善治九段が辞書で意味を調べたこともあります。
まとめ
藤井聡太は将棋界の天才として数々の記録と逸話を残しています。彼の驚異的なエピソードはまだまだ尽きません。
これからも彼の活躍に注目していきましょう。