子どもの勉強好きに育てるためには、親ができる3つのことがあります。それは「子どもの話を聞くこと」「女優力を発揮してほめまくること」「自分の勉強時間を作ること」です。
これらの3つのことが大切な理由は、子どもが自信を持ち、やる気を出し、自主的に学ぶ姿勢を身につけるためです。
子どもは親の態度や言動に敏感に反応します。親が子どもの話に耳を傾け、ほめて認めてあげると、子どもは「お母さんにしゃべってよかったな」と感じて、失敗したこともちゃんと話してくれるようになります。
また、親が自分自身も勉強する姿を見せると、子どもは「お母さんも勉強してるんだ」と感じて、自分も勉強したいと思うようになります。
この3つのことを実践したシングルマザーの藤田敦子さんは、2人の息子さんを現役で公立医学部に合格させました。
藤田さんは、どんなに忙しくても子どもの話を聞く時間を作り、女優になりきって子どもをほめまくりました。
また、自分自身も看護師資格や教員免許などを取得するために勉強し続けました。藤田さんの実践した3つのことは、子どもの勉強好きに育てるための有効な方法だと言えます。
以上から、子どもの勉強好きに育てるためには、「子どもの話を聞くこと」「女優力を発揮してほめまくること」「自分の勉強時間を作ること」が親ができる3つのことだということがわかりました。
そして、小学生時代に勉強好きになるかどうか分かれ目のときに、忙しくてもやって欲しい3つのことを紹介しています。
小学生時代は、子どもの自信ややる気を育てる大切な時期です。親ができることは、子どもの話を聞いて共感すること、女優力を磨いて子どもをほめまくること、笑いのセンスを身につけさせることです。
例えば、字が汚くて書き順もめちゃくちゃだった次男は、母親が先にほめてから書き順を直すように促したり、失敗したときに「人間やから、そんないつもできひんくて当たり前やん」と励ましたりしたおかげで、自信を持って書けるようになりました。
また、母親が自分のうっかりミスを自虐ネタにして笑わせたり、「ぺたほめ」という方法で子どものがんばりを見える化してほめたりしたおかげで、子どもは人気者になりました。
したがって、小学生時代に勉強好きになるかどうか分かれ目のときに、忙しくてもやって欲しい3つのことは、子どもの話を聞いて共感すること、女優力を磨いて子どもをほめまくること、笑いのセンスを身につけさせることです。
子どもの話を聞いて共感する
子どもは自分の話を聞いてもらえると、自己肯定感が高まります。毎日少しでもいいので、子どもの話をじっくり聞いてあげましょう。そして、ひたすら共感してあげましょう。
共感するということは、子どもの気持ちや考え方を理解して受け入れるということです。
例えば、テストで悪い点数を取ってきたとしても、「なんで見直さへんかったん!?」と責めるのではなく、「悲しいよね。でも、お母さんは○○くんが頑張ってること知ってるよ」と励ましてあげましょう。
女優力を磨いて、子どもをほめまくる
子どもはほめられると、自信がついてやる気が出ます。しかし、ただ「すごいね」と言うだけでは効果が薄いです。女優力を磨いて、子どもの感情に訴えるようなほめ方をしましょう。
例えば、「ママは○歳のときこんなんできひんかったよ。これだけできてるんやから、すごいわ」や「ノーベル賞取った人も、たくさん失敗しはったんやで。おんぎゃーって産まれたときから勉強できはったわけちゃうしな!」など、子どもが嬉しくなるような言葉を選んであげましょう。
母親自ら笑いを取って、子どもに笑いのセンスを身につけさせる
笑うことはストレス発散にもなりますし、家庭が明るくなります。また、笑いを取れる子は人気者になりやすく、勉強だけでなく人間関係でも役立ちます。
母親自らが笑いを取って見本を見せることで、子どもに笑いのセンスを身につけさせましょう。
例えば、「自転車で買い物に行ったのに歩いて帰ってきた」とか、「スーパーで車をどこに停めたかわからなくなった」とか、自分の失敗をネタにして子どもが笑ってくれるようにしましょう。
~まとめ~
以上が小学生の勉強好きになるために、母親ができる3つのことです。(1)毎日子どもの話を聞く時間をつくり、(2)女優力を発揮してほめてほめてほめまくり、(3)笑いを取って家庭を明るくする。
この3つのことを実践すれば、子どもは勉強だけでなく人生全般において楽しく成長していけるはずです。
*母親の「愛」は海より深く「無償の愛」です。そして、かけがえのない「わが子」です。子育ては、実は、「親育て」なんですよね。