父の日のプレゼント買うお金ない人!これサイコー!!

 さあ、来る6月18日(日)!

 世のお父さん方、お待ちどうさま。母の日に続いて6月の第3日曜日は「父の日」。2023年は6月18日(日・大安)です。

 毎年恒例ですからもうすっかりイベント化された感は否めないお馴染みの父の日ですが、プレゼント買うお金がなかったらイメージカラーの黄色いリボンで結んだ感謝の手紙贈りましょう。そのオリジナルなあったかい気持ちに感激されること間違いないでしょう。

 さて、そんな父の日は一体どんな歴史的な由来があるのでしょう? 

 父の日を目前に控えた今、親子一緒に「父の日」に関する素朴な疑問を解決してお互い有意義な一日を過ごしましょう。それではまず最初に、

 父の日の由来について

 その起源は、アメリカのワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッド夫人によって提唱されたのが始まりだと言われています。

 ドッド夫人の父、ウイリアム・ジャクソン・スマート氏は、当時の南北戦争(1861年~1865年)において北軍の軍人として召集され、その一方で父不在の家庭を必死に支えながら6人の子供を育てた母は、重なる過労のためこの世を去ってしまいました。父の戦争から復員後のことでした。

 父は、それまで自分に代わり育ててくれた妻への感謝とともに、残された子どもたちのために懸命に働き、戦後の大変な時代の中、今度は男手ひとつで6人の子を立派に育てあげてくれました。 

 そんな父の姿を見て育った6人兄弟の末っ子ドッドが、父を称えて「父の日」を提唱し、父の誕生月にあたる6月に「父の日」ができました。

 「父の日」と「母の日」の関係は?

 ところで、「母の日」を象徴するカーネーションのように、「父の日」には何かふさわしいものがあるのでしょうか?

 今でこそ当然のように「父の日」と「母の日」が定着していますが、実は「父の日」成立の背景には、「母の日」の影響があったようです。これに至るまでを歴史的な流れとしてまとめてみたいと思います。

 1908年
 アンナ・ジャービス、「母の日」を提唱。

 1909年
 翌年、「母の日」成立を知ったソノラ・スマート・ドッドが、母の日とともに「父の日」成立を牧師協会へ嘆願。

 1910年

 この申し出によりウェストバージニア州が「母の日」を認定。

 1914年

 アンナ・ジャービスの母親の命日である5月の第2日曜日を「母の日」として制定、国民の祝日となる。
 
1916年

 母の日の国民への広がりに伴い、次第に「父の日」が認知され始める。

 1923年

 第30代大統領のジョン・カルビン・クーリッジが、「父の日」の意義を提唱。

 1926年

 「ナショナル ファーザーズ・デイ コミッティ」がニューヨークで組織。
 
 1972年

 改めて6月の第3日曜日を「父の日」と制定し国民の休日となる。

 このようにアメリカに起源を発する「父の日」が、“父親を尊敬し称え祝う日”として世界的に広がっていったのです。

 父の日のプレゼントって何を上げればいいの?

 今ではそれぞれの父親にいろんな形を変えた贈り物をしますが、本来は何を贈ったのでしょう?
 「父の日」にはバラ!その色である白いバラと赤いバラの違いについては「母の日」のカーネーションに似ていますね。

「母の日」はカーネーション、そして「父の日」にはバラを贈りました。これは、ドット夫人が父親の好きだったバラを選び、白いバラを父のお墓に供えたことに由来します。だから、やっぱり父の日も「おめでとう」って言うのはおかしいということがわかります。

 また、父親が健在であれば赤いバラを、そうでなければ白いバラを贈るという習慣も「母の日」のカーネーションの場合と同じようです。 
 
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 日本の「父の日」

 ところで、日本では、「母の日」が公式に5月の第2日曜日になったのが1947年。そして「父の日」が浸透し始めたのはそれ以降ですから70年代ではそれほど知られていることはありませんでした。

 1981年に社団法人日本メンズファッション協会を母体とする『FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会』が設立され、父の日が国民的イベントにまで盛り上がっていきました。現在、委員会では特に黄色を提唱し、「父の日黄色いリボンキャンペーン」や「ベスト・ファーザー発表・授賞式」などの活動を行っています。

 黄色や黄色いリボンの由来は…
『イギリスでは古来、「黄色」は身を守るための色とされていました。
「黄色」がアメリカに渡って「黄色いリボン」となり、「愛する人の無事を願うもの」となりました。』(『FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会』の「黄色いリボンの由来」より抜粋)

こうした活動が実を結び、日本では黄色を父の日カラーにするところが多いのです。花に関していえば、黄色いバラやヒマワリのほか、白いバラ、白いユリなども支持されているようです。

 

 父の日のプレゼントは?その色は?

 今ではさまざまな贈り物をしますが、本来、母の日がカーネーションだったように、父の日はバラを贈りました。ドット夫人が父親の好きだったバラを選び、白いバラを父のお墓に供えたことに由来します。

 ドット夫人が供えたのは白いバラですが、父親が健在なら赤いバラ、他界された後は白いバラを贈るという説もあります。(このへんも母の日のカーネーションに似ています)
 
 なぜ日本では黄色いバラが多いの?

 日本では、1947年に公式に5月の第2日曜日が母の日となりましたから、父の日が広がったのはそれ以降。70年代でも、それほど認知されてはいませんでした。
 
 やがて、1981年に社団法人日本メンズファッション協会を母体とした『FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会』が設立され、父の日が国民的イベントになっていきます。同委員会では黄色を提唱し、「父の日黄色いリボンキャンペーン」や「ベスト・ファーザー発表・授賞式」などの活動を行っています。

 日本ではなぜ黄色カラーが主流となっているのでしょうか。その由来ですが、『イギリスでは古来、「黄色」は身を守るための色とされていました。

 「黄色」がアメリカに渡って「黄色いリボン」となり、「愛する人の無事を願うもの」となりました。(『FDC』による )

 こうした地道な活動重ねながら徐々に知れ渡り、日本では黄色を父の日カラーにするところが多くなりました。プレゼントを黄色いリボンで結ぶのもそのためです。特に、花については、黄色いバラやヒマワリのほか、白いバラ、また白いユリなども贈られているようです。

 
 さあ、あらためてわかった「父の日・チョビ豆知識」、親子で共有しながら楽しく感謝フルな父の日の一日を過ごされますよう祈っています。
 

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