良かれと頼んだ子供の家庭教師との相性が合わない時って断りにくいものですが、リーガルに穏やかに対処する方法があれば安心ですね。
集団指導より家庭教師によるマンツーマン指導の方が向いているか向いていないかは、その指導体制の効果はもちろんのこと、お子さんの性格にもよると思います。
例えば、学校や塾など、大勢の人の前では恥ずかしくて発言することが苦手な性格のお子さんがいたとします。こういったお子さんの場合には、塾などに行くよりも、家でマンツーマンで家庭教師の先生に診てもらった方がいいというケースも多いのですが実際にはどうなのでしょうか。
1.家庭教師を契約する
家庭教師を契約するまでには、体験授業を受けたり、面談をしたり、話を聞いたりして親も子供も納得した上で家庭教師を派遣してもらうというケースが多いと思いますが、家庭教師派遣会社の中には、納得するしないにかかわらず契約を結ばせるところもあります。
納得せずに、家庭教師の契約をしてしまうと、もしかすると自分が思っていた家庭教師ではなかったとか、料金が高すぎて無理をすることになるなどトラブルの元になりますから、家庭教師をこれから探して契約をしようと思っている人は、自分が納得行くまでしっかりと契約を検討するようにしましょう。
もし少しでも気になっている点があるとか、わからない点などがあるのでしたら、他の家庭教師派遣会社の無料体験授業も受けてみるとか、もう一人先生を紹介してもらって体験させてもらうなどの方法もあります。
家庭教師の指導というのは1度や2度ではありませんから、やはり納得をした上でしっかりと長い目で見て指導をしてもらえる人を選ぶ必要があるのです。
すぐに契約しなかったからと言って、家庭教師に来てもらえなくなるということは、まずありませんから、しっかりと何度もお子さんと話をした上で、契約をするようにしましょう。
納得して契約したつもりでも実際に数回指導を受けていくと、思っていたのと違っていたということはよくありますので、納得いくまで話し合って契約を進めましょう。
8日以内ならクーリングオフできるので、その点も覚えておきましょう。
2.家庭教師を変える
家庭教師に来てもらって数回授業を受けてみたが、子供が合わないと言い出したり成績が思ったように上がらないので家庭教師を変えたいと思う人も中には出てくるでしょう。
子どもの成績が伸びないことが一番家庭教師にとってはつらいことで、子供さんが学習に集中できないことについても、家庭教師としてはよくないことです。
家庭教師派遣会社を利用して、家庭教師に来てもらっているというケースの場合には、まずは家庭教師派遣会社のスタッフに連絡を入れて相談することから始めましょう。
家庭教師と話をしてもらって、どうなのか現状を聞いて、家庭教師派遣会社が、家庭教師を指導して改善していく必要があるのです。そして、改善されない場合は、家庭教師の交代を依頼することも考慮しておく必要があります。
家庭教師の中には、本人の事情が原因で交代しなければいけないケースもあります。例えば、本人が大学を卒業するために家庭教師を続けることが困難であるなど理由はそれぞれあると思います。
そのようなやむを得ない場合は、早めに新しい先生の手配をお願いしておく必要があります。個人で家庭教師を探してきて依頼しているという場合に、交代というのはなかなか言い出しにくいものです。
ましてや知人の紹介で家庭教師に来てもらっている場合などは、なかなか言い出しにくいと思いますが、家庭教師が合わない、何らかの問題がある場合は、そんなことは言ってられませんから、早めに交代を考えましょう。
3.家庭教師の解約
家庭教師派遣会社を利用する場合には、契約をすると同時に入会するということになるケースが多く、家庭教師を辞めたいと思っても家庭教師に、今度で最後にしてくださいと伝えればいいという問題ではありません。
家庭教師派遣会社を利用している以上、退会や解約という扱いになるのです。例えば、受験が目的で家庭教師を依頼していた、成績が下がっていたから家庭教師を依頼していた場合に、当初の依頼目的が達成されたという場合には、家庭教師を辞めてもいいと思います。
逆に、当初の依頼目的が、いくら続けても達成できないという場合にも、このまま無駄なお金を支払い続けて、家庭教師を続けるというのはもったいないですから、解約ということになります。
家庭教師派遣会社に解約をしたいということを伝えることになるのですが、場合によっては、退会手数料や、解約手数料といった別途料金が必要になるというケースがありますので、十分に注意しましょう。
家庭教師の退会手数料は、契約をする前にきちんと確認した上で契約するようにしておくと安心です。契約をしていても途中で、解約したいと思った場合には、解約違約金が発生したり、解約手数料が発生すると思いますが、この場合、5万円か、1か月の月謝のどちらか安い方のお金しか、家庭教師派遣会社は請求できないことに決められています。
これは訪問販売法で決められていますので、法外な解約手数料の請求を求められても支払う義務は一切ありません。
4.家庭教師と性格
マンツーマンだからこそ余計に恥ずかしくて家庭教師が向かないのでは、と心配する人も中に入ると思いますが、家庭教師を始めたお子さんの性格などを統計してみてみると、こういった性格のお子さんこそが、家庭教師に向いていると言われています。
家庭教師の先生というのは、学習の指導能力もそうですが、お子さんの性格に配慮しながら指導をしてくれる先生もいます。
プロの家庭教師でバリバリ教えるというタイプよりも、優しくて、学習以外の面でも力になってくれそうな、そんな家庭教師の先生を選ぶようにするのがいいかもしれませんね。
体験授業をする場合には、お子さんと家庭教師の相性についてもよく親御さんはチェックしておうといいでしょう。
きっと年齢も近くて話も合うような先生だったら、普段引っ込み思案のお子さんの性格でもうちとけてそれが自然に家庭教師の先生を受け入れていくことにつながり、学習意欲もわいてくると思いますし、これが成績アップにもつながるのではないでしょうか。
家庭教師に向いている、向いていない性格は確かにあるので、お子さんの性格を見て、考えてあげましょう。
5.家庭教師の口コミ
家庭教師を探す際に、色々と情報収集をする人は多いと思いますが、情報収集をする際にインターネットで調べる人が大半だと思います。
インターネットで調べるときに、家庭教師派遣会社や家庭教師紹介サイトなどを見て探すという人は多いでしょう。
しかしこれらの家庭教師に関連している公式サイトというのは、宣伝や広告を目的として作られたサイトですから、料金についても表示がある場合には、最低ラインが表示されてあったり良いことばかりが書かれているというケースが多いと思います。
家庭教師を選ぶ際に本当に知りたいこと、それは実際に家庭教師を利用した人の感想や評判ではないでしょうか。これが一番知りたいことだと思います。
家庭教師を実際に利用した人、現在利用している人などの感想というのは口コミとも言われています。今はどんな商品一つ買うにしても、口コミを参考にして購入するという人は多いくらいです。
家庭教師は、単発ではなく長期に渡ってきてもらうわけですから、やはりしっかりと選ぶ必要があります。
口コミを見てみると、大手の家庭教師派遣会社などの口コミも見ることができて、安心して利用できると思っていたところが、実際には金もうけ主義で派遣したらそれで終わりで、アフターケアや家庭教師のフォローなどまったくなっていなかったというケースもよくあるのです。
家庭教師の口コミを読んでそれが全て、というわけではありませんが、ある程度知っておくということは選ぶ際の参考になるのです。