これまで多くの子供たちとかかわって来ましたが、時として教える立場にとって印象深い子がいるものです。彼らはいろんな特徴や個性が溢れていますから全ての教え子たちをいつまでも忘れずに鮮明に覚えておくことなどできません。しかし、その個性のインパクトが強すぎて忘れられない子がいるのも否めません。
子供の個性はさまざま、育てるのは親
負けん気の強さの表れでもありますが、叱られれば叱られるほどヤル気を出し、いつもの倍くらいの力を発揮する子がいます。逆に、自分に誇れるものがないために叱られると萎縮する子もいます。また、褒められるといい気になって怠ける子もいます。褒められたことを励みにして、伸びていく子もいます。そして、土壇場になって力を出す子、いつもサボることなくコツコツ頑張って力を蓄える子など子供達の個性は実に様々です。
子供が百人いれば百通りの性格があるでしょう。このような子供一人一人の特徴や個性、適正などを見つけ出しそれぞれにふさわしいアドバイスをすることは、親にしかできないのでは、と思います。実力のあるなしをいつまでも教育談義の話題にしている場合ではありません。大切なのは、その子に最も適した実力のつけ方、実力を発揮する方法を発見することです。できない子は本来力がないのではなく、その子に合った勉強の仕方がまだ見つけられていないと考える方が的確でしょう。 “そうじゃないんです!子供の学力は子供の生きざまを測る目安なんです” の続きを読む