体力 気力 根気 ない

 親の錯覚が問題をつくる

 命令されたことはすぐ実行する。注意されるとすぐにそれを直す、自分の子供がこのような子供であればどんなに楽だろう、と考える親は多いものです。

 確かに、命令されてすぐ行動に移れるという能力は優れたものとして評価しなければなりません。しかし、それを、言うことをよく聞くいい子供、と親が錯覚してしまうと、これは厄介な問題に発展しがちです。

 なぜならそこには、表面的な約束だけを守ればよし的な考えが生まれる恐れがあるためです。

 一見、特に目立った問題がない理想的な親子関係に見えても、そこには何かしらの問題が必ずあるはずなのです。子供は親の押さえつける権力に従ってそうしているだけのことであって、内心辛い思いをしている場合だってあります。

 それが毎日の生活の中で積み重なるとどうでしょうか。子供の不満はある日何かしらのきっかけで一気に爆発し、理想的に見えた親子の関係はもろくもくずれてしまいます。

 親は、何も起こらないから安心、自分の思いどおりに育ってくれてるから大丈夫、などと考えてはいけません。子供も一個の人格を持った人間なのです。例え表面的には表れていなくても、心の中には

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辛い時の気持ちの上手な切り替え方を生きる力のメントレメニューにプラス

 誰だって辛い時、苦しい時、落ち込む時ってありますよね。これも人間生きてればこそなんですけどね。こんな辛い時の上手な気持ちの切り替え方を知ってれば・・・。

 だって、いつまでもうじうじと意気消沈のままでいいはずがありません。気持ちを持ち直して(これがまたエネルギーがいるんですけど)奮起しなければなりません。

 もちろんこんなメンタルは大人に限ったことではなく子供にも当てはまることです。落ち込んでる子供に対してどのような対応がのぞまれるのでしょうか。

子供の観察の仕方

子供を観察する一つの例として、わが子は気持ちの切り換えが素早くできるかどうかをその判断の目安にしてみて下さい。嫌なことがあってもすぐ忘れられるかどうか?新たな目標を見つけられるかどうか?これは子供自身もあらゆる場面において必要な能力です。

「ケンカ」の中に学びがある

例えば、子供同士のケンカが一番身近な例です。ケンカして負けたことを正直にはっきりと話すことは、ともすれば自分の評価に不利な材料であることを話すことです。これは、当の子供にとってはきっと辛いことでしょう。もちろん親に叱られることも覚悟しなければなりません。それでも隠すことなく、嘘をつかなかったことをまずほめてやるべきです。そして、悔しさを口に出す、つまり自分の正直な気持ちを隠さないで出す姿勢もとても立派です。これができるからこそ、翌日になるとケロッと前日の嫌なケンカのことも忘れられ相手のことも冷静に分析できるようになるのです。

むしろ困るのは、一体何があったのかを話そうともせず、親が聞いても口ごもるばかりあるいはいつまでも未練たらしくケンカに負けたことを恨みに思うタイプです。ある程度の執念深さは仕方がないことですが、こうした暗さはこれからの人生においても受験の場でもマイナス以外の何物でもありません。

気持の切り替えは生きる力を強くする

イヤなことを忘れられるということは、もっと楽しいことを考えられるあるいは発見できる能力があるということです。子供を叱る時は、そのことに注意しましょう。たくましい精神力を発見できることもあると思います。イヤなことがあっても

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テストの 点数がやばい時は新しい自分づくりへのビッグチャンス

 その時々の学力の度合いを測る(これが正しく理解するべき本来の目的なんですが)本音は実に嫌~な「テスト」。

 しかしですよ、テストの 点数がやばい時こそ新しい自分づくりへの願ってもないビッグチャンスなんだって知ってますか。

 実は、憎い相手でありながらも、テストって常にちゃんと2つの情報を示唆しているんですよね。

 テストに学ぶ2つの情報

 1つは、自分の弱い部分、つまり、補強するべき部分です。基礎の確立からさらに類題の演習を経て応用へ発展へ、というあと一歩の部分の有無が「点」として大きな差を生む主因になります。

 弱点をほったらかすことは、基礎力の弱化(従って、積み重ねられない)を招き、近い将来必ず総合力のダウンにつながります。

 もう一つは、テスト後のあるべき姿勢です。示された自分の弱い部分を重点的に補強することが結果的に直接の実力となります。

 徹底的な見直しと十分な反省を踏み台として「点」として現れるまであと一歩の努力を、ということです。

 「やり方はわかってたんやけど、計算間違いをしてしまって」。テストの後に、生徒たちがよくいうことです。

 特に、数学などは、公式の理解よりもまず計算力が必要です。とりあえず計算ミスをなくす細心の注意力を身につけることが先決です。

  各教科も「生き物」

 国語や英語という教科は、その努力がすぐに成績結果に現れるものではありません。しかし、授業で扱う一題一題の問題の中から確実に何か(その問題独自のポイント)を身に着けていけば「見えざる力」として確実な結果となって表れてきます。一方、

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学力伸びた人の成績アップ3要素必見。学力伸びない人ビッグチャンスゲット

 弱点を知る

 「学力の向上」は、いずれの学年においても最初こそ他より先んじる積極的な心がまえが肝心不可欠です。単に、与えられるだけの課題(宿題など)のみに終始することなくそれぞれの科目の弱点を知る、徹底的に分析・認識すること

 例えば、どこがわかって何がわからないのか、そしてそれはなぜなのかなど。

 さらに、現在の学力を具体的客観的に把握する(英語は8割くらい、数学は70点くらいは取れるなど)も大切です。そして、それぞれの学力のレベルに応じた指導や学ぶことへの動機付け、アドバイス、目的意識も決して軽視することはできません。

 何事においても、自主的かつ計画的に取り組む姿勢を早めに身に着けることを切望します。

 テクニックは断片的

 換言すると、いわゆるテクニックを駆使する「その場限りの断片的」な取り組みではなく、学習する者としての「礼儀」を踏まえ他の学習者への思いやりを持ち、学習の意義そのものを理解することであると考えます。

 学力は見えざる力です。例え、

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がんばることが恥ずかしい人は気持ちがおおらかでゆとりがあるタイプ

 子供が「自我」に目覚め、がんばることを恥ずかしいなんて良くも悪くも自分なりの考えや価値観を持ち始めるころ、特に中学生時代は親に貸す耳など持たず何かと荒々しく振る舞うこと頻繁しきり。 

  「子育て」から「子付き合い」へ

 親も子育てから「子付き合い」に移行するべきを、相変わらず「子育て」にひたり、挙句は「こ・づ・き・あ・い」を演じる羽目に陥ることも多々あります。   

 極端ですが、結果的に本人が困ることはそのまま本人の思うように任せ、失敗を体験させることも一案です。本人が自ら気付くまでは、親としてもそれなりの忍耐が必要です。

 親も子供の将来を思いやるからこそいろんな不安が高じるはずです。

  基本に戻る=自信の回復

 しかし、勉強面に関しては親の理想通りにはいきません。一つの理由は、勉強の遅れを取り戻したくても、中学校からの勉強は、基礎でつまづくと取り戻すのがなかなか困難だからということがあげられます。                

 その解決策のひとつとしては、一気に今までの復習を強要するのではなく、今できることを子供に見つけさせてやらせることが先決です。そして、自信をつけさせることです。

 小さなことからコツコツと。やはり、自信を回復することから始めるべきでしょぅ。

  勉強することのモチベーションづくり

 確かに、子供の気持ちの中には、今さら親の言う通りにはなりたくないという反発があります。一度親との関係がこじれると、必ず湧き出てくる厄介者です。

 普通、親は子供が親が言うことを聞けばいくらでも可愛がるのに、と親なればこその愛情を抱きますが、いつまでも感傷的に考えるだけでは関係は改善されるものではありません。                                

 子供の頑張りのできるだけ良いところをピックアップして評価してあげる配慮が必要です。今さら何を、

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