~ 手間暇トークのおススメネタ(Ⅱ) ~
以下、確かに古くさい感はありますが、これらの格言の一つ一つに子育てへの「肝」が含まれています。先ずは親がその真意をくみ取って租借し、機会あるごとに子育てに不可欠な手間暇の一助として活用して下さい。
1.初心忘るべからず(世阿弥元清)
どんなに手慣れた仕事でも慎重に謙虚に行え。知ってるわかってるからといって傲慢になったり手を抜いたりすると思わぬ失敗をしでかしやすいし、よい仕事はできないものだ。
2.神仏を尊び神仏を頼まず(宮本武蔵)
神や仏を尊ぶのは良い。しかし苦しいときの神頼みだけでは卑怯なことだ。自分でまいたタネは自ら刈り取れという独立自尊と自力更生の信念に生きた剣客の真情がよくうかがえる修養訓である。
3.百里を行くものは九十里を半ばとす(戦国策)
遠い道を行く(大事業を志す)人は、それが完了するまでは決して油断をしてはならない。物事は終わりの方が困難が多いのだから、成功を収めるためには90%を半分の目途として気を許さないで遂行すべきだという自重を促した格言。