子供との接し方は二者択一にこだわってはいけない

 親と子、先生と生徒との人間関係は単なる大人と子供の関係ではありません。従って、その関係は上下が理想かあるいは横並びつまり水平が妥当か、時々考え込むことがあります。

 親も教師も常に二者択一の環境にある

 特に、我々教育者の場合は余りにも先生ぶると生徒は距離感を抱きやすく、一方でフランクで友達的な付き合い方もそれほど簡単にできることではありません。このように常にどちらかを求められる二者択一の環境に置かれていることは現実的な身に迫る問題なのです。

 子供との関係は時に上下、時に水平

 しかし、子供たちの健やかな成長と大いなる将来性を思い遣ればどちらの姿勢も必要不可欠であるという結論に達します。あえて上から目線的な姿勢ばかりで接することも必要ですがその結果として

“子供との接し方は二者択一にこだわってはいけない” の続きを読む

子育てはフォローが肝心、信頼づくりの要

 日々子供達と接する中で改めて納得したり腑に落ちることも少なくありません。例えば、言葉は嘘をつく?気持ちとは裏腹にとか言われることもその一つです。

 本音と建て前は考えるところと出所は異なる

 気持ちの中で本当に思っていること(もちろん本音のことです)と異なること(建前であったりすることが多いのですが)を発することは、その出所が一つ所ではないからでしょうか。

 私自身も現在も悔やまれる教育者としてあるまじき苦い経験があります。学習意欲に欠ける子供に、「成績なんか伸びない!」と感情的に言い放ったことがあるのですが、もちろん本心ではそんなことを思っているはずはなく頑張って欲しい旨のなのです。しかし、言われた子供は相当なショックだったことでしょう。すぐさまその場で謝りましたが時既に遅し、火に油を注がんばかりに大粒の涙を流しながら泣いていた顔が忘れられません。きっと悔しくて悲しくて突き放されたみたいで辛かっただろうと思います。今も心が痛みます。

“子育てはフォローが肝心、信頼づくりの要” の続きを読む

気づいてますか?ダメ発言は子供の成長の邪魔ウィルス

  親はもちろん、現在子供たちの教育に携わる立場にあるその他の人たちに提言したいことがあります。特にいろんな事由で子供たちに接する時は、極力プラス思考を前提に心がけて欲しいということです。

  物は言い様でコミュニケーションの手段になる

  多くの場合、子供達への指示や命令、アドバイスなどは基本的に指導する立場上、上から目線でありその多くが注意や小言などマイナス思考に基づいた内容になりがちなのです。いわゆる強く否定的な「ダメ」を連発するやり方です。物は言い様です。こちらの言い方ひとつで相手の受け取り方は全く違うものになりそれが高じるとコミュニケーションの強力な手段になり得たりします。

 言葉の効力は重く影響力が強い

 なぜ言葉はそれほどまでの効力を発揮できるのでしょうか。人が何気なく発する言葉、これが実に重みを含んでいるからです。他人から言われたたった一言で傷ついたり苦しんだ経験のある人はきっと多いことでしょう。だから上から目線の立場の人の言葉は影響が強いものです。おそらく言葉には相手の心を牛耳る力が備わっているのではないでしょうか。ダメ発言を頻繁に聞かされればいつの間にかそのように洗脳されてしまいます。心がいじけて成長するはずのヤル気も萎えてしまい想定外の方向へ進んでいくのではと思います。さらに厄介なことは、

“気づいてますか?ダメ発言は子供の成長の邪魔ウィルス” の続きを読む

感情移入は信頼関係づくりのメチャクチャ効果的な手段

 子供達に意欲の喚起を促そうといろんな話題を投げかける時、思いつきに任せるよりはきちんと話の順序や組み立てなどは予め準備しておく方がいいと思います。話の展開がありきたりで内容に工夫がなければ子供達も退屈で何らの印象も与えられないと思います。

 感動を与えるためには段取りが必要

 やはり相手に何かを感動として印象深く訴えるためには「えっ!」と驚く意外性というものが必要になってきます。当たり前の内容を並べるような単調な話し方では感動など生まれるはずがありません。大人でも子供でも勉強でも仕事でも何をするにしても準備段階として段取りというものは最小限度用意することが必要です。しかし、 “感情移入は信頼関係づくりのメチャクチャ効果的な手段” の続きを読む

感動の意味を子供に伝えることが今の時代一番の親としての責任かもね

 子供達が日々成長する過程において、そこには例外なく必ずという障害があります。その時の状況に応じて大きかったり小さかったり、高かったり低かったり、乗り越えられたり跳ね返されたり実に様々です。まるでいろんな障害が置かれた道を突き進んで行くようなものです。

 障害とは試練でありその様相は一様ではない

 それらの障害はであったりであったりする場合もありますが、突き進む中で達成しなければならない目標目的であったり、いずれにしても試練であることは間違いないでしょう。しかも、その壁はとても厚く高く頑丈で崩れにくいものもあります。くじけそうになる辛く苦しい気持ちにつぶれそうになりながら、それでもめげずに耐えて何回もトライする、そしてやっとの思いで壁を乗り越えていく様子に思いをやりながら親は親としてわが子にエールを送り続けるのでしょう。

“感動の意味を子供に伝えることが今の時代一番の親としての責任かもね” の続きを読む