「それって理想だよ、現実は全然違うよ」、時には上から目線でまたある時は親身になって指摘された経験がある人は私だけではないはずです。
この理想と現実の違いは一体どんな時に起こるのでしょうか。特に、子育てにおいてはそれが結果として顕著に表れるようですが・・・。
1.よく忘れ物をする生徒、めったにしない生徒
頻繁に忘れ物をする生徒から見れば、忘れ物なんかしない、な~んて信じられないでしょうし、忘れ物をしない子供にとっては、なぜ忘れ物をするのかわからないのではないでしょぅか。
2.他力本願は厄介者
忘れやすいことは、持って生まれた先天的な性格によるものではありません。よく忘れ物をする子供って、自分自身で気をつけないからです。
言い換えると、忘れ物をしないように忠告をしてくれる頼りになる人がいるから自身の注意力が不足するのです。
3.忘れ物予防装置
「体操服は持った?教科書は?ハンカチは?ティッシュは?」、と常々言ってくれる「忘れ物予防装置」的な存在がそこにあるからです。これではいつまでも自ら注意しようとするはずがありません。
自分の周りに気を使ってくれる人がいることを子供が認めてしまうと、何を持っていくかを自分で覚えるつもりなどあるはずがありません。だから、お母さんが忘れ物を注意することを忘れるようなことがあれば、子どもはさらにすっかり忘れてしまうのです。
子供が忘れ物をしたというより、お母さんが注意をするのを忘れたようなまるで本末転倒に陥ってしまいます。