ベテランが教えます!今こそ努力する姿勢をわかって下さい

 私の長年の教育信条は、担当する子供達をあくまで人間味溢れる人間性豊かな人間として成長させることを目指して育てることです。つまり、可能な限り自分の力で考えられる子供、自分で人生を切り開ける子供を育てることが目標です。

子供たちが学ぶ最大事は努力すること

 どのような指導であれば、子供達が自主的に物事を考える習慣を身につけることができるかを常に念頭に置いて接しています。私が長い間これを心がけている理由は、子供達が身につけなければならない最大のことは、自分で考え、工夫し、努力する姿勢であると信じているからです。そして、結果として学力が向上すればいいと思います。

一流」至上主義

 しかし、現実として、私の教育信条に対して多少なりとも同調されない場合もあります。それは、とにかくキーワードは「一流」です。いい学校へ、いい会社へ、不自由のないいい暮らしをと自分の人生を保証してくれるのはいい成績であり他に信頼できるものはないと信じ切っている人も少なくありません。

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そうじゃないんです!子供の学力は子供の生きざまを測る目安なんです

 これまで多くの子供たちとかかわって来ましたが、時として教える立場にとって印象深い子がいるものです。彼らはいろんな特徴や個性が溢れていますから全ての教え子たちをいつまでも忘れずに鮮明に覚えておくことなどできません。しかし、その個性のインパクトが強すぎて忘れられない子がいるのも否めません。

 子供の個性はさまざま、育てるのは親

 負けん気の強さの表れでもありますが、叱られれば叱られるほどヤル気を出し、いつもの倍くらいの力を発揮する子がいます。逆に、自分に誇れるものがないために叱られると萎縮する子もいます。また、褒められるといい気になって怠ける子もいます。褒められたことを励みにして、伸びていく子もいます。そして、土壇場になって力を出す子、いつもサボることなくコツコツ頑張って力を蓄える子など子供達の個性は実に様々です。

 子供が百人いれば百通りの性格があるでしょう。このような子供一人一人の特徴や個性、適正などを見つけ出しそれぞれにふさわしいアドバイスをすることは、親にしかできないのでは、と思います。実力のあるなしをいつまでも教育談義の話題にしている場合ではありません。大切なのは、その子に最も適した実力のつけ方、実力を発揮する方法を発見することです。できない子は本来力がないのではなく、その子に合った勉強の仕方がまだ見つけられていないと考える方が的確でしょう。  “そうじゃないんです!子供の学力は子供の生きざまを測る目安なんです” の続きを読む

心の拠り所とは何?って3日間考えた私の答えは何とケーキづくりだった

 あ~あ、つらいなあ~、だるいなあ~、しんどいなあ~。こんな憂鬱な時、思わず心の拠り所って何だろうって考えることはないですか?

 毎日の生活の繰り返しの中で、誰だって一度や二度は(いや、ほとんど毎日?)こんな気持ちに陥ることありますよね。

 さらに、その時の嫌~な感情を払拭できないままズルズルと引きずるからストレスとして抱えることになるんですよね。スカッと吹き飛ばして身も心も軽やかになれる方法はないのでしょうか。

 こんな時こそ人には誰でも「心の拠り所」的癒しスポットが必要です。どんなに辛いことや苦しいことがあっても、ホッと気持ちが安らぎ新たな気力が沸いて来るというような場所です。

 その場所が自分の得意なもの、特技や趣味でもいいのです。一つだけでもあれば十分なのです。特に子供の場合は、自ら好きなものや熱中できるものなど何でもいいんです。それを見つけられるように導いてあげることが大切です。

 親は子供が夢中になるものを見極める

 これまで何回となく親から次のような悩みを相談されたことがあります。子供が勉強は嫌いだが、クラブ活動は人が変わったみたいに熱心取り組んでいる。この姿勢を勉強に向けてくれることを願っているという内容です。

 当の子供本人は、そのクラブをこれからも続けたいという強い意志があり進学先も関連した学校へ進みたいという希望を持っています。

 ところが、家庭では、子供の希望に反対する親、特に母親と口ゲンカの毎日を過ごしているそうです。

 私が母親に反対する理由を尋ねると、いくらクラブをがんばっても社会人になった時、経済的な生活ができるという保証がないから、安定した会社に入ってくれる方を望むということです。

 その相談に対して私は、「勉強という一面だけで子供を見れば親として悩むかも知れませんが、勉強以外の別なクラブ活動に懸命に打ち込んでいる現実も理解してやるべきです。」と答えています。

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子育ての本質を知らなかったら人生の半分は無駄にしていた

 長い間、教育の現場に接していると、親から実にいろいろな相談を受けることが多々あります。親が親である限り子育てに関する悩みは尽きないものであると思い知らされます。

 子供の学力は親自身の学歴より子育ての工夫による

 昔、小学校高学年の男子の母親から、子供の成績が悪く一向に伸びないということについて相談がありました。懇談開始早々、親自身が学歴がなく頭が悪いので子供ばかりを一方的に責めることもできないという内容でした。今まで辛くふっ切れない思いで子育てをされてきたのであろうと推察しました。

 私の子育てについての基本的な考えの一つは、親の工夫次第で子供の実力は大きく伸びるということです。そして、現に、そんな生徒をたくさん指導してきました。つまり、親自身の頭の良し悪しや学歴などは一切関係がないことを強調したいと思います。学校時代、成績が悪かったからなどの理由で子育てに自信がもてない親も多いと思われますが、そのような子育ての悩みは全くご心配無用です。

 子育ては生きるための知恵の応用

 子を持つ親の年齢になれば、みんなが生きるための知恵を授かっています。この知恵というものは、学歴などに無関係で、親として自らを成長させながら得た一種の財産と言っていいと思います。大切なことは、その知恵を現実の子育てにどのように応用して行くのかということです。学歴がなくても恥ずかしいなどということはありません。世の中には、大学を出ても人に憎まれ嫌われる人間はたくさんいるのです。中には、罪を犯す人さえいます。学歴があることが完全ではありません。  “子育ての本質を知らなかったら人生の半分は無駄にしていた” の続きを読む

親子で明るく振る舞うことがストレスレスな最高のリラクゼーション

最近、テレビを見ながら一人で納得することがあります。それは、特にスポーツのヒーローインタビューの場面です。

成功した人たちに共通するのは笑顔

きっと苦しかっただろう辛かったに違いないと想像されるその結果において、見事栄冠を勝ち取った選手たちに共通するあの笑顔、本当に素晴らしく感動します。スポーツに限らずどんな世界でも成功を収めた人たちは笑顔がよく似合うと言っていいと思います。見ている人たちを気持ち良くさせる彼らの笑顔は何がそうさせるのか私の興味をそそります。

笑顔満開の人にこそ人は引かれる

一方で、見るからに陰気で暗そうな近寄りがたいタイプがいます。おそらくある程度の力量はあっても、誰からも信頼されるような立場に立つのは難しいと思われます。根暗な人間には人は寄ってこないものです。多くの人たちの心を引くのは何と言っても笑顔の絶えない人間です。やはり、いつもにこやかで心から明るい人間になれるよう努力をしなければならないのでしょう。  “親子で明るく振る舞うことがストレスレスな最高のリラクゼーション” の続きを読む