日々子供達と接する中で改めて納得したり腑に落ちることも少なくありません。例えば、言葉は嘘をつく?気持ちとは裏腹にとか言われることもその一つです。
本音と建て前は考えるところと出所は異なる
気持ちの中で本当に思っていること(もちろん本音のことです)と異なること(建前であったりすることが多いのですが)を発することは、その出所が一つ所ではないからでしょうか。
私自身も現在も悔やまれる教育者としてあるまじき苦い経験があります。学習意欲に欠ける子供に、「成績なんか伸びない!」と感情的に言い放ったことがあるのですが、もちろん本心ではそんなことを思っているはずはなく頑張って欲しい旨の嘘なのです。しかし、言われた子供は相当なショックだったことでしょう。すぐさまその場で謝りましたが時既に遅し、火に油を注がんばかりに大粒の涙を流しながら泣いていた顔が忘れられません。きっと悔しくて悲しくて突き放されたみたいで辛かっただろうと思います。今も心が痛みます。