九九が覚えられない子必見!お風呂の壁で楽しく覚える裏ワザ

「九九、なかなか覚えてくれないんです」——これ、本当によく聞く悩みです。学校で九九のテストが近づくと、家庭でのプレッシャーも一気に高まりますよね。何度も言って聞かせても、次の日にはまた忘れている。ドリルをやらせても、机に向かうこと自体が苦痛になっている。そんな状況、正直しんどいと思います。

でも、九九が覚えられないのは、子どもの能力の問題じゃないことがほとんどです。覚え方が合っていないだけ、というケースが実はかなり多いんです。

この記事では、「お風呂の壁」を使った九九の覚え方を紹介します。特別な道具も、難しい教材も必要ありません。今日の夜からすぐに始められる、シンプルで効果の出やすい方法です。

なぜ九九が覚えられないのか?よくある原因を知ろう

裏ワザを紹介する前に、まず「なぜ覚えられないのか」を整理しておきます。原因がわかると、対策もぐっと効きやすくなります。

**覚え方が「音」だけに頼っている**

九九の練習といえば、口に出して繰り返す「暗唱」が定番ですよね。「ににんがし、にさんがろく…」というリズムで覚えるやり方です。

ただ、これだけに頼ると、耳と口の記憶だけで処理することになります。人によっては、これがあまり得意な覚え方ではありません。特に視覚的な情報の方が記憶に残りやすいタイプの子にとっては、音だけの暗唱は効率が悪いんです。

**覚える量が多すぎて混乱している**

九九は全部で81通り。段ごとに覚えても、9段まで進むと最初の方の段を忘れてしまう、というのはよくあることです。

これは記憶力の問題というより、「情報量に対して復習の頻度が足りていない」ことが原因です。一度覚えたつもりでも、繰り返し目にしないとすぐに抜けていきます。特に7の段や8の段は、答えが似た数字になりやすく、混乱の原因になりがちです。

**プレッシャーで嫌いになっている**

「早く覚えなさい」「なんでこんな簡単なの覚えられないの」——こういった言葉、つい出てしまうことありますよね。気持ちはすごくわかります。でも、こうした言葉が続くと、子どもは九九そのものに苦手意識を持ち始めます。

苦手意識がついてしまうと、覚える作業がさらに苦痛になり、悪循環に入ってしまいます。ここを断ち切るには、「頑張って覚える」から「気づいたら覚えている」という状態に持っていくのが理想です。

**復習するタイミングが決まっていない**

九九は「一度やったら終わり」ではなく、繰り返し触れることで定着していくものです。ドリルを1回やらせて満足してしまうと、数日後にはまた忘れてしまいます。逆に、毎日決まったタイミングで少しずつ触れる仕組みがあれば、無理なく記憶に残っていきます。ここがまさに、お風呂の壁を使う方法の出番です。

お風呂の壁を使う裏ワザとは?

ここからが本題です。やることはとてもシンプル。お風呂の壁に、九九の表を貼るだけです。

**準備するもの**

– 防水加工されている九九表(100円ショップやネット通販で購入可能)
– または、ラミネート加工した自作の九九表
– 貼るための吸盤やお風呂用のシールタイプの粘着材

準備するのはこれだけです。市販の防水ポスターを使えば、貼ってすぐに始められます。手作りしたい場合は、B4サイズくらいの紙に九九表を印刷し、100円ショップのラミネートシートで加工すれば十分です。

**具体的なやり方**

1. お風呂の壁の、目線の高さくらいの位置に九九表を貼る
2. 湯船に浸かっている間、親子で1つずつ問題を出し合う
3. 「できた!」と思ったら、その段にシールやチェックマークをつける(消せるペンでOK)
4. 1日に全部やらなくていい。1段だけでも十分

ポイントは、「勉強させる」というより「一緒に遊ぶ」感覚でやることです。「今日は7の段いってみよう」くらいの軽さで十分です。

なぜお風呂の壁が効果的なのか

このやり方、なぜ効くのか、少し理由を説明します。

**リラックスした状態で視覚的に繰り返せる**

お風呂って、子どもにとって数少ない「リラックスできる時間」なんですよね。勉強机の前だと身構えてしまう子でも、お風呂の中だと自然に気が緩みます。この状態で九九の表が目に入ると、抵抗感なく情報が入ってきやすいんです。

視覚情報として繰り返し目にすることで、音だけの暗唱よりも記憶の定着率が上がる、というのはよく言われることです。壁に貼った表を毎日見るだけでも、じわじわと頭に入っていきます。

**毎日自然に目に入る仕組みができる**

お風呂は毎日入りますよね。つまり、意識しなくても毎日九九に触れる機会ができるということです。「今日は九九やる時間を作らなきゃ」と身構える必要がなくなるので、親の負担もぐっと減ります。

これは「環境を変えることで、努力の負担を減らす」という考え方に近いです。頑張って覚えさせるのではなく、覚えやすい環境を先に用意しておく、という発想です。毎日決まった場所・決まった時間に触れることで、記憶が積み重なりやすくなります。

家庭で実践する際の具体的なステップ

実際にやってみるときの、細かいコツをお伝えします。

**貼り方の工夫**

九九表をそのまま貼るだけでもいいですが、慣れてきたら「答えを隠すシート」を追加するのがおすすめです。答えの部分だけ隠せるようにしておくと、クイズ感覚で楽しめます。

最初の1週間は答えを見ながらでOK。焦らず、まずは「壁に九九がある」ことに慣れてもらうところから始めます。

**声かけの工夫**

「覚えた?」ではなく、「これ何番目だっけ?」「一緒に探そう」というような、遊びに近い声かけにするのがポイントです。

例えば、
– 「今日は何段が得意になったかな?」
– 「7×8、パッと出るかな?」
– 「一緒に7の段だけ言ってみよう」

こういった声かけなら、テストされている感覚が薄れます。

**よくある失敗例と対処法**

ここで、実際にやってみてよくつまずくポイントを紹介します。

失敗例1、最初から全部の段をやろうとする。81通り全部を一気にやろうとすると、子どもも親も疲れてしまいます。1日1〜2段に絞るくらいが、続けやすいペースです。

失敗例2、できないところを何度も指摘してしまう。「またそこ間違えた」という言葉は、悪気がなくても子どものやる気を削ぎます。間違えたときは、「もう一回見てみよう」くらいの軽さで流すのがコツです。

失敗例3、毎日完璧にやろうとして続かなくなる。3日坊主になるくらいなら、週3回でも続けた方が結果的に効果は出ます。「今日はお風呂長めに入る日だから、九九タイムにしよう」くらいの緩さで十分です。

失敗例4、親が答えを先に言ってしまう。焦って答えを教えてしまうと、子どもが考える時間がなくなります。少し待ってから、必要なら表のヒントを一緒に見る、くらいの距離感がちょうどいいです。

効果を高めるための追加アイデア

もう少し効果を上げたい場合の工夫も紹介します。

**苦手な段だけ集中して貼る**

全部の段を一度に貼るのではなく、苦手な段だけを大きく貼るという方法もあります。7の段、8の段でつまずく子が多いので、その部分だけ拡大して貼っておくと、目につきやすくなります。

**クイズ形式にする**

「今日は親が問題を出す係」「明日は子どもが問題を出す係」と役割を交代するのもおすすめです。子どもが問題を出す側になると、答えを覚えていないと出題できないので、自然と復習になります。兄弟がいる家庭なら、正解数を競い合うゲームにしても盛り上がります。

まとめ

九九が覚えられないのは、子どもの努力不足ではなく、覚え方や環境が合っていないだけ、というケースがほとんどです。

お風呂の壁に九九表を貼るというのは、特別な準備もいらず、今日からすぐに始められる方法です。リラックスした状態で毎日自然に目に触れることで、無理なく記憶に定着していきます。

大事なのは、完璧を目指さないこと。1日1段でも、週に数回でも、続けていくことで確実に変わっていきます。今日、お風呂に入る前に、九九表を1枚貼ってみてください。それだけで、九九との付き合い方が少しずつ変わっていくはずです。