中学生の英語が全くできない…塾なしで点数が激変する魔法のコツ

 「ママ、英語のテスト返ってきた…」

 お子さんが気まずそうに差し出した答案用紙を見て、思わずため息をついてしまったことはありませんか?
点数は20点、30点、あるいは一桁…。平均点には程遠く、解答欄は空白だらけ。

 「うちの子、中学生なのに英語が全くできないなんて…」
「塾に行かせる余裕もないし、本人も行きたがらない。このまま高校受験はどうなっちゃうの?」

 そんな不安で胸が押しつぶされそうになっているお母さん、お父さん。
どうか、自分を責めないでください。そして、諦めないでください。

 実は、**「英語が全くできない」状態こそ、成績が急上昇する最大のチャンス**なのです。

 しかも、高い授業料を払って塾に通う必要はありません。むしろ、英語が苦手なお子さんにとって、集団塾は逆効果になることさえあります。

 この記事では、教育の現場で多くの「英語嫌い」を救ってきた視点から、**家庭で・お金をかけずに・親子の絆を深めながら成績を激変させる「魔法のコツ」**をお伝えします。

 読み終える頃には、「これならうちの子にもできるかも!」という希望が見え、今日からすぐに実践したくなるはずです。

中学生で英語が全くできない…その「原因」を正しく知ろう

 まず、解決策をお話しする前に、なぜお子さんがここまで英語ができなくなってしまったのか、その原因を紐解いてみましょう。ここを理解することで、親御さんのイライラは「なるほど」という納得感に変わります。

 1. 英語は「積み上げ型」の教科だから
 社会や理科なら、前の単元ができなくても次の単元で点数を取ることができます。しかし、英語は違います。
 中1の最初で習う「be動詞」や「一般動詞」がわからなければ、中2の「過去形」も、中3の「現在完了形」も絶対に理解できません。

 お子さんが「全くできない」のは、頭が悪いからでも、努力が足りないからでもありません。**土台のどこかでつまずき、そこから先に進めなくなっているだけ**なのです。

2. 実は「読めていない」ことが9割
 多くの親御さんが見落としがちなのがこれです。
教科書を開かせて、「この単語、読んでみて」と言ってみてください。「えーと…」と黙り込んでしまいませんか?
 英語ができない中学生のほとんどは、**単語を「音」として認識できていません。** 読めない文字は、覚えられないし、書けません。これは、漢字が読めないのに書き取り練習をさせているようなものです。

3. 「わからない」が「嫌い」に変わった心の問題
 授業中、先生が何を言っているかわからない。当てられたらどうしようとビクビクする。
 そんな恐怖心が心のブロックになり、「どうせ自分は英語ができない」という思い込みを作っています。この心の壁を取り払うには、塾のような緊張する場所ではなく、**安心できる家庭(ホーム)でのケア**が一番なのです。

 

塾なしでも大丈夫!家庭学習こそが「最強の特効薬」である理由

 「でも、私が英語を教えられないし…」と心配されるかもしれません。
安心してください。**親御さんが英語を教える必要はありません。**

 むしろ、「中学生 英語 全くできない 塾なし」という状況は、以下の理由から**最強の学習環境**になり得ます。

「戻り学習」は家でしかできない
 集団塾は学校の予習を中心に進むため、わからなくなった地点まで戻ってくれません。個別指導塾でも、中3の子に中1のテキストをやらせるのは、時間的にも費用的にも限界があります。
 しかし、家ならタダです。**誰の目も気にせず、中1(あるいは小学生レベル)まで堂々と戻ることができます。** これが、成績激変への最短ルートです。

お子さんのペースに合わせられる
 「今日は部活で疲れているから単語5個だけ」「今日は調子が良いから2ページ進める」。
 この柔軟性は、塾にはありません。英語アレルギーのお子さんにとって、無理強いは禁物。家庭だからこそ、**「嫌いにならないペース」**を守れるのです。

 

【実践編1】まずはここから!「読めない」を解決する魔法のアプローチ

 それでは、具体的なノウハウに入りましょう。
まず最初にやるべきは、文法問題集を解くことでも、単語帳を暗記することでもありません。

 **「英語のルール(読み方)を知ること」**です。

「フォニックス」をご存知ですか?
 日本の学校ではあまり丁寧に教わりませんが、英語圏の子供たちが最初に習う**「文字と音のルール」**をフォニックスと言います。
 例えば、「a」は「エイ」だけでなく「ア(とエの中間音)」と読みます。「bag」は「ビー、エー、ジー」ではなく「ブ、ア、グ」=「バッグ」と読みます。

 このルールをYouTubeなどの無料動画でなんとなく見るだけで、「あ、英語ってこうやって読むんだ!」という発見が生まれます。
 「読める!」という感覚は、お子さんに自信を与え、英語への恐怖心を劇的に下げてくれます。まずは1週間、勉強と思わせずにフォニックスの動画を一緒に見てみてください。

 

【実践編2】教科書だけでOK!1日15分で劇的に変わる「3ステップ学習法」

 高価な教材は一切不要です。学校の**「教科書」**こそが、最高の参考書です。
 英語が全くできない状態から脱出するための、シンプルかつ強力な3ステップをご紹介します。

ステップ1:教科書の「音読」
 これは基本中の基本ですが、最強です。
教科書の本文を、付属のQRコード音声やCDなどを使って聞き、真似して声に出します。
 最初は意味がわからなくても構いません。**「英語のリズムを口に覚えさせる」**ことが目的です。
 1日5分、教科書の1ページをただ読むだけ。これだけで、脳が英語を言語として認識し始めます。

ステップ2:教科書の「写経(書き写し)」
 次に、音読した本文をノートに書き写します。
ここで重要なのは、**「意味を考えながら書く」**ことではありません。単語のスペルや、ピリオドの位置、大文字・小文字の使い分けを意識して、「真似して書く」だけでOKです。
 手が勝手に英語の語順を覚えるまで、写経のように繰り返します。

ステップ3:和訳を見て、英文を言う
 教科書のガイドや授業ノートにある「日本語訳」を見て、元の英語を言ってみます。
 これができるようになれば、定期テストで平均点以上は確実に見えてきます。
最初はできなくて当たり前。「あれ、なんだっけ?」と教科書をチラ見してもOKです。クイズ感覚で楽しみましょう。

 

親がすべきは「教えること」じゃない?成績を伸ばすサポートの秘訣

 最後に、私たち親ができる一番大切なことをお伝えします。
それは、英語を教えることではなく、**「伴走者(チアリーダー)」になること**です。

1. 「勉強しなさい」を「一緒にやろう」に変える
 「勉強しなさい!」と言われてやる気が出る子はいません。
特に英語が苦手な子は、どうやって勉強すればいいかわからず立ち尽くしています。
 「お母さんも英語忘いちゃったから、一緒に教科書読んでみようかな」と、**同じ目線に立ってリビング学習に誘ってみてください。**

2. 「結果」ではなく「行動」を褒める
 テストの点数がまだ上がらなくても、
「今日は机に10分座れたね」
「教科書の1ページ目、スラスラ読めるようになったね」
と、**小さな変化(行動)**を見逃さずに褒めてあげてください。
 「見てくれている」という安心感が、お子さんの「次も頑張ろう」というエネルギーになります。

3. スマホや無料アプリを味方につける
 親が教えようとすると、どうしても感情的になって喧嘩になりがちです。
そんな時は、無料の学習アプリ(Duolingoなど)や、YouTubeの授業動画(「と    ある男が授業をしてみた」など)を活用しましょう。
 **「塾なし」=「孤独」ではありません。** 便利なツールはどんどん使い、親は進捗管理と励まし役に徹するのが賢い方法です。

 

まとめ:今日から始まる、親子の笑顔が増える未来

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

「中学生で英語が全くできない」
「塾なしでなんとかしたい」

 この悩みは、見方を変えれば**「お子さんと向き合い、一緒に成長できるチャンス」**でもあります。

 英語学習に、一発逆転の魔法はありませんが、**「正しい順序で戻る」という魔法のコツ**は存在します。
 焦って難しい問題集を与えるのではなく、まずは中1の教科書、いや、アルファベットの読み方から戻ってみてください。

 1日15分の音読と、親御さんの温かい「いいね!」の言葉。
これを続ければ、3ヶ月後、半年後には必ず変化が訪れます。

 「あ、英語の授業わかるようになったかも」
「今回のテスト、ちょっとだけ自信あるよ」

 そんなお子さんの照れくさそうな笑顔が見られる日は、そう遠くありません。
塾にお金をかけなくても、家庭の温かいサポートがあれば、お子さんは必ず伸びます。

さあ、まずは今日、お子さんが帰ってきたら「英語、一緒に教科書読んでみない?」と声をかけてみませんか?
その一言が、お子さんの未来を激変させる第一歩になります。