辛い時の気持ちの上手な切り替え方を生きる力のメントレメニューにプラス

 誰だって辛い時、苦しい時、落ち込む時ってありますよね。これも人間生きてればこそなんですけどね。こんな辛い時の上手な気持ちの切り替え方を知ってれば・・・。

 だって、いつまでもうじうじと意気消沈のままでいいはずがありません。気持ちを持ち直して(これがまたエネルギーがいるんですけど)奮起しなければなりません。

 もちろんこんなメンタルは大人に限ったことではなく子供にも当てはまることです。落ち込んでる子供に対してどのような対応がのぞまれるのでしょうか。

子供の観察の仕方

子供を観察する一つの例として、わが子は気持ちの切り換えが素早くできるかどうかをその判断の目安にしてみて下さい。嫌なことがあってもすぐ忘れられるかどうか?新たな目標を見つけられるかどうか?これは子供自身もあらゆる場面において必要な能力です。

「ケンカ」の中に学びがある

例えば、子供同士のケンカが一番身近な例です。ケンカして負けたことを正直にはっきりと話すことは、ともすれば自分の評価に不利な材料であることを話すことです。これは、当の子供にとってはきっと辛いことでしょう。もちろん親に叱られることも覚悟しなければなりません。それでも隠すことなく、嘘をつかなかったことをまずほめてやるべきです。そして、悔しさを口に出す、つまり自分の正直な気持ちを隠さないで出す姿勢もとても立派です。これができるからこそ、翌日になるとケロッと前日の嫌なケンカのことも忘れられ相手のことも冷静に分析できるようになるのです。

むしろ困るのは、一体何があったのかを話そうともせず、親が聞いても口ごもるばかりあるいはいつまでも未練たらしくケンカに負けたことを恨みに思うタイプです。ある程度の執念深さは仕方がないことですが、こうした暗さはこれからの人生においても受験の場でもマイナス以外の何物でもありません。

気持の切り替えは生きる力を強くする

イヤなことを忘れられるということは、もっと楽しいことを考えられるあるいは発見できる能力があるということです。子供を叱る時は、そのことに注意しましょう。たくましい精神力を発見できることもあると思います。イヤなことがあっても

決してへこたれずに上手に気持ちを切り替えることができるタイプの方がいつまでもしょんぼりされるよりははるかに生きる力が強いというものです。叱られても叱られても、次の瞬間何かに打ち込みことができるわが子を、親は苦笑しながら見ていれば良いのです。こうしたタイプは、叱られ強いのですから。

反省や後悔も時と場合によっては大事なことですが、それをバネとして未来に踏み出す積極性はもっと大切であると思います。親は子供をそのように導かなければいけません。

負けず嫌いは出し方しだい

学校で先生の質問に、答えがわかっていないのに手を挙げる生徒が時々います。結局先生の話をよく聞いてないことが原因なのですが、周りの生徒が手を挙げるので、ともかく負けじと勢い余って手を挙げてしまうらしいのですが。中学校に進むとこうした生徒は不思議といなくなるのですが。

知ったかぶりは大損の元

しかしながら、よくよく考えてみるとこのような一種かたくなな負けず嫌いの人間は大人の中にもたくさんいます。さかんに知ったかぶりをするタイプがいます。何かを聞かれ、知っています、知りません、とはっきりと答えることはたいして面倒なことではありません。しかし、こんな簡単なことを口に出せずに悩んでいる人が案外世の中には多いのです。これもまた、人間の見栄の一つかも知れません。

どんな人間も他人より仲間より劣った存在に見られることはつらいものです。そのためについなけなしのお金を出して金銭的に余裕があるように見せたり知らないことを知っているように振る舞ったりします。他人に負けたくないみんなに取り残されてはならないという気持ちがそうさせるのでしょう。そして、誰もが後ろめたく感じているものです。とりわけ、自分が嘘をついたことを承知しています。

NOと言える素直さ&勇気

大人でも、知らないことを知らないって素直に言えるようになるととても気が楽になります。肩の荷が下りたみたいな感覚になるのは私だけではないはずです。子供は、知識の量や新しい知識を他の子の前で披露したがるものです。それくらい知ってるよ、という態度がわが子にあった時、本当に知っているのかあるいは知ったかぶりなのか親はじっくり判断して下さい。仮に子供が、単なる見栄や負けん気で嘘を言ったとしたら、知らないときは素直に知らないと答えなさい、それは誰かに負けることじゃないんだからね。と言ってやって下さい。

知らないことであるにもかかわらず、知っていると答えるのは、その場を取り繕うためにはいいでしょう。しかし、嘘をついたという事実はぬぐえません。その嘘が、やがて本人を苦しめていきます。そればかりではありません。知らない、と正直に言うことで、その場で新しい知識を教えられたかも知れないのにそれを逃してしまうのです。子供には、知らなかったら正直に知らないと言わせて下さい。そのほうが、本人もほっとするものです。相手も親近感を増すかも知れません。

小さなころから、こうした姿勢を身つけた子供たちは、大変な財産を持っているとも言えるのです。あいまいな知識を確実なものにして身につけ、新しい知識を吸収していくのはこのような子供なのです。負けず嫌いや見栄はただ自分を苦しめるだけです。正直な自分でいることがどれほど気分的に楽か、そして得ることが多いか、親はもう一度その点を考えて頂きたいものです。

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