「もう、勝手にして!」
私はついに、目の前の息子に叫んでいました。
夜の9時。
リビングに響く私の怒声。
机に向かっているはずの息子の手元にあるのは、
勉強道具ではなく、ボロボロの消しゴムのカス。
(どうして、こんなに言っているのに伝わらないの?)
情けなくて、悔しくて、
視界がじわじわと滲んでいきました。
あの時、私はまだ気づいていなかったんです。
「物理的な努力」だけで子供を変えようとすることが、
どれほど無理なことだったのかを。
これは、勉強嫌いだった息子が、
ある「声」を聞くことで180度変わった、
嘘のような本当の物語です。
