英語be動詞と一般動詞が混ざる|主語カードで解決

夕方の勉強時間。中学生の子どもが英語のノートを開き、「He is play soccer.」「She play the piano.」と書いては消し、また書いてを繰り返している。be動詞と一般動詞が混ざり、三単現のsもついたりつかなかったり。親のあなたが「Heの後ろは動詞にsがつくよ」「be動詞と一般動詞は一緒に使わない」と説明しても、子どもは「わかってるつもりなのに」と首をかしげるだけ。宿題のたびに同じミスが続き、英語がどんどん嫌いになっていく…そんな光景が日常になっていませんか。

be動詞と一般動詞が混ざるのは、ルールを覚えていないからではなく、「主語によって動詞がどう変わるか」が体感として入っていないだけです。主語カードを使って文を実際に組み立てるだけで、子どもは自分で気づけるようになります。特別な教材は要りません。今日の勉強時間からすぐ使える具体的な方法をまとめました。

英語でbe動詞と一般動詞が混ざりやすい本当の理由
中学英語の初期でつまずきやすいのが、be動詞(am/is/are)と一般動詞の使い分けです。特に多いミスは次の通りです。

– He is play のようにbe動詞と一般動詞を重ねる
– She play のように三単現のsをつけ忘れる
– I is や You is のように主語とbe動詞が一致しない
– 否定文や疑問文で形が崩れる

これらは「覚えていないから」ではなく、主語と動詞の関係を「目で見て手で動かす」経験が少ないことが原因の場合がほとんどです。ここで必要なのは、ルールを繰り返すことではなく、主語カードを使って文を物理的に組み立てる体験です。

「主語カード」で文を組み立てる基本の考え方
ポイントは次の3つです。

1. 主語カード(I / You / He / She / We / They)を作る
2. カードを引いて、合う動詞の形を選ぶ
3. 実際にカードを並べて文を完成させる

この方法だと、頭の中だけで考えるのではなく、手で動かして確認できるので、混同が減りやすくなります。

準備するもの
– 名刺サイズまたは普通の紙を切ったカード(6〜10枚)
– 黒ペンと赤ペン
– ノートまたは白い紙
– タイマー(15〜20分用)

主語カードの作り方:
紙を切って「I」「You」「He」「She」「We」「They」と大きく書く。裏に「一人称」「二人称」「三人称単数」などとメモしておくと後で便利です。

具体的な進め方1:主語カードを引いてbe動詞を選ぶ
まずbe動詞から練習します。

1. 主語カードをよく切って山にする。
2. 1枚引く。
3. その主語に合うbe動詞(am / is / are)を口に出して選び、カードの下に書くか置く。
4. 簡単な補語(a student など)をつけて文を完成させる。

声かけ例1:
「このHeの後ろ、動詞はどうなる? is だよね。カードを並べて確認しよう」

声かけ例2:
「Iを引いたね。Iの後ろはam。実際にカードを置いて『I am』を作ってみよう」

実際にカードを並べる動作が大切です。目で見て手で置くことで、主語と動詞の組み合わせが体に入ります。

具体的な進め方2:一般動詞と三単現をカードで確認する
次に一般動詞に移ります。

1. 主語カードを引く。
2. 一般動詞(play / like / go など)を用意する。
3. 主語がHe/Sheのときは動詞にsをつけてカードの下に書く。
4. 文を完成させる。

声かけ例3:
「Sheを引いたね。このSheの後ろ、動詞はどうなる? playにsをつけてplaysだよ」

声かけ例4:
「Youを引いたときはsがつかない。カードを並べて『You play』を作ってみよう」

ここで「三人称単数だけsがつく」ルールが、カードを通して目に見えるようになります。

具体的な進め方3:be動詞と一般動詞を混ぜない練習
混同しやすいポイントを重点的に練習します。

1. 主語カードを引く。
2. 「be動詞を使う文」か「一般動詞を使う文」かを先に決める。
3. カードを並べて、間違った形(He is play など)をあえて作ってみて、正解に直す。

声かけ例5:
「He is play は間違ってるね。be動詞と一般動詞は一緒に使わない。カードをどう並べ替えればいいかな?」

声かけ例6:
「このHeの後ろ、動詞はどうなる? is か plays、どっちか一つを選んで並べてみよう」

間違った例を自分で作って直すことで、混同が減りやすくなります。

実際の勉強時間での進め方(20分バージョン)
1. 最初の3分:主語カードを作る(または出す)
2. 次の12分:カードを引いて文を組み立てる練習
3. 最後の5分:ノートに正しい文を3つ書く

この時間配分を決めておくと、集中しやすくなります。

声かけ例7(始めるとき):
「今日は主語カードを使おう。引いたカードの後ろに合う動詞を選んで並べてね」

声かけ例8(確認のとき):
「並べ終わったら『このHeの後ろ、動詞はどうなる?』をもう一度確認してみよう」

コピーしてすぐ使えるチェックリスト
以下をそのままコピーして、英語のノートの表紙や勉強机の近くに貼って使ってください。

□ 主語カード(I You He She We They)を作った
□ 声かけを「このHeの後ろ、動詞はどうなる?」に統一した
□ カードを引いて実際に並べて文を作ることにした
□ be動詞と一般動詞を重ねないことをカードで確認することにした
□ 三人称単数のときは動詞にsをつけることをカードで確認することにした
□ 1回の勉強を20分以内で区切り、正しく並べられた文を具体的に認めることにした
□ 練習の最後にノートに正しい文を3つ書く習慣にした

本文中での関連する悩みへの自然な誘導
be動詞と一般動詞の使い分けがスムーズになってきたら、次に気になるのが「否定文や疑問文で形が崩れる」という点です。カードを使った否定文・疑問文の組み立て方については、別の記事で詳しくまとめていますので、後で読み返してみてください。

また、三単現のsをつけ忘れる子の中には、主語の人称を素早く判断できない子もいます。主語の見分け方を整理した記事もありますので、必要に応じて参考にしてみてください。

さらに、英語全体を無理なく進めるための短時間復習ルーティンについてもまとめています。be動詞と一般動詞をクリアしたあとの定着に役立ちますので、合わせてどうぞ。

実践するときのポイントとよくある場面
– 子どもが「カードを作るのが面倒」と言うとき
 最初は紙に大きく書くだけでも構いません。市販の単語カードを使ってもOKです。形より「手で動かす」ことを優先します。

– すぐにルールを聞きたがるとき
 「まずはカードを並べてみよう」と体験を先にします。並べたあとで「だからこうなるんだね」と確認すると定着しやすいです。

– 三単現のsをどうしても忘れるとき
 He/Sheカードの右上に赤で小さく「s」と書いておくと、視覚的に気づきやすくなります。

この方法の意外なところは、英語なのにカードを切って並べたり、引いたりする点です。ルールを暗記させるのではなく、主語と動詞を物理的に組み合わせるので、「この主語の後ろはこれ」という感覚が残りやすくなります。

be動詞と一般動詞が正しく使えるようになると、子どもは自分でカードを引き、文を組み立てられるようになります。親が「be動詞と一般動詞を混同しないで」と注意しなくても、カードを手に取って考える姿が増えていきます。今日の宿題の時間に、まず主語カードを6枚作るところから始めてみてください。勉強しなさいが、少しずついらなくなっていきます。