「勉強してるのに、入ってこない」
そう言ったお子さんの顔が、
忘れられません。
机にはノートもある。
宿題もしている。
なのに結果が出ない。
すると親は、
つい焦ってしまいます。
「もっと集中して」
「なんで覚えられないの?」
そう言いたくなるんです。
でも実は、
学力不振の原因は、
努力不足だけではありません。
頭が悪いわけでも、
やる気がないわけでもない。
内側の詰まりが、
起きていることがあるんです。

勉強しなさいが、いらなくなる
「勉強してるのに、入ってこない」
そう言ったお子さんの顔が、
忘れられません。
机にはノートもある。
宿題もしている。
なのに結果が出ない。
すると親は、
つい焦ってしまいます。
「もっと集中して」
「なんで覚えられないの?」
そう言いたくなるんです。
でも実は、
学力不振の原因は、
努力不足だけではありません。
頭が悪いわけでも、
やる気がないわけでもない。
内側の詰まりが、
起きていることがあるんです。
「なんで座っていられないの?」
そう言った瞬間、
子どもの目がふっと曇りました。
宿題を始めても、
すぐに消しゴムを触る。
鉛筆をくるくる回して、
また立ち上がる。
「ちゃんとやって」
「早くして」
「みんなできてるよ」
そんな言葉を、
私は毎日のように
口にしていました。
集中できないのは、
やる気がないからだと
思っていたんです。
でも、ある日気づきました。
子どもを止めていたのは、
能力不足ではなく、
見えない圧だったんです。
「家にいるだけなのに、なんでこんなに苦しいの。」
そう思った日がありました。
誰かに怒鳴られたわけでも、
大きな事件があったわけでもないんです。
なのに、玄関を入った瞬間、
胸のあたりが重くなる。
リビングの空気も、
家族の表情も、なんとなく固い。
勉強しようとしても、
本を開いたまま手が止まる。
(今日は無理かもしれない)
そう思う日ってありますよね。
「もうこのノート、見たくない。」
そう思っていたのに、今では
机にないと落ち着きません。
前は、間違いノートが苦手でした。
開くたびに、赤ペンだらけで、
自分のダメさを見せられる気がしたんです。
「また計算ミスしてる。」
「ここも読み違いだよ。」
そう言われるたびに、
胸の奥が少しずつ重くなりました。
「私、努力の方向を間違えてた。」
そう思った瞬間がありました。
勉強って、
頑張れば結果が出るものだと、
ずっと思っていたんです。
だから、
続かないのは甘え、
覚えられないのは根性不足。
そんなふうに、
自分を責めていました。