「あ、今やろうと思ってたのに。もう絶対やらない。」
時計の針は、すでに夜の8時を回っています。
リビングのテーブルには、宿題のプリントが散乱。
その横で、息子はソファに寝転がってゲームに夢中。
画面からは、けたたましい電子音が響いています。
(早くお風呂に入って、明日の準備もしてほしいのに。)
私の心の中のイライラメーターは、限界ギリギリでした。
夕方からずっと、見守ろうと我慢してきたんです。
でも、もうこれ以上は待てないと口を開きました。
「いつまでゲームしてるの!早く勉強しなさい!」
つい、いつものキツイ言葉をぶつけてしまったのです。
すると息子は、持っていたコントローラーを床にドン。
大きな音を立てて放り投げ、私を睨みつけました。
「今やろうと思ってたのに!もうやる気なくなった!」
冒頭の言葉を吐き捨て、自室のドアをバタンと閉めたのです。
(なんで素直に「はい」って言えないの?)
(私だって、ガミガミ言いたくて言ってるわけじゃないのに。)
誰もいなくなったリビングで、ため息をつきながら。
散らかったプリントを、一人で無言で片付けました。
毎日毎日、本当にこのやり取りの繰り返しです。
親の心子知らずとは、まさにこのことですね。
でも、ある日の出来事をきっかけに気づいたんです。
子供が親に反発して、勉強しなくなるのには。
実は、とてもはっきりとした理由があったことに。
