「こんなにやってるのに、なんで覚えられないの?」
そう言ったあと、私は机に突っ伏しました。
問題集は開いたままです。
付せんも、ノートも、ペンもある。
でも、頭だけが動かない。
頑張っているはずなのに、
手応えがないんです。
やればやるほど焦る。
その焦りで、また詰め込む。
そんな勉強を、
ずっと続けていました。

~勉強しなさいが、いらなくなる~
「こんなにやってるのに、なんで覚えられないの?」
そう言ったあと、私は机に突っ伏しました。
問題集は開いたままです。
付せんも、ノートも、ペンもある。
でも、頭だけが動かない。
頑張っているはずなのに、
手応えがないんです。
やればやるほど焦る。
その焦りで、また詰め込む。
そんな勉強を、
ずっと続けていました。
「私、努力の方向を間違えてた。」
そう思った瞬間がありました。
勉強って、
頑張れば結果が出るものだと、
ずっと思っていたんです。
だから、
続かないのは甘え、
覚えられないのは根性不足。
そんなふうに、
自分を責めていました。
「もう、これ以上は1ページも進めない……」
リビングの机で、中学に入ったばかりの娘が完全にフリーズしていました。
山積みのプリントを前に、魂が抜けたような顔。
(あぁ、このままだと親子で寝不足になる未来しか見えない)
私も私で、横で見守るだけでヘトヘト。
勉強って、どうしてこうも「重苦しい空気」を連れてくるんでしょうね。
「ねえ、ちょっとこれ見て」
私はふと思いつき、スマホで調べていた「方角」のページを娘に見せました。
勉強が続く子の部屋は、「机に座るまで」が短い配置になっています。机はあるのに、座るまでが遠い。分かります。やる気がないわけじゃないのに、気づくとベッドやスマホへ…。それ、意志の弱さより**動線(動きやすさ)**の負けかもしれません。だからうまくいかなかったのか、と気づけると今日から変えられます。
玄関を「切り替えスイッチの場所」にすると、帰宅後たった1分で勉強の流れが作れます。帰ってきた瞬間、もう疲れて終わる。スマホを見て気づいたら夜。そんな日が続くと自分を責めたくなりますよね。実は、うまくいかない原因は「意志が弱い」じゃなくて、最初の1分が強すぎただけかもしれません。