テスト前日の夜。ノートのページが真っ黒になるまで、同じ漢字を何十回も書き殴る。手は痛いし、眠気は襲ってくる。「これだけ書いたのだから、明日は絶対に書けるはずだ」と自分に言い聞かせて布団に入る。
しかし翌日、いざテスト用紙を前にすると、頭の中は真っ白。あんなに練習したはずの漢字の、右側がどうしても思い出せない。
「あんなに頑張ったのに、なんで自分はダメなんだろう…」
「やらなきゃいけないのは分かっているのに、もう机に向かいたくない」
そんな勉強に対する葛藤と、期待に応えられない深い罪悪感に押しつぶされそうになっていませんか?
そして、それを見守るお父さん、お母さんも同じように悩んでいます。「昨日はあんなに遅くまで頑張っていたのにね」と、どう声をかけていいか分からず、食卓には重い空気が漂う。次回のテストに向けて「もっと書きなさい」とも言えず、現状の閉塞感に胸を痛めていることでしょう。
でも、安心してください。
あなたが漢字を覚えられないのは、決して記憶力がないからでも、努力が足りないからでもありません。ただ「脳の仕組みに合っていないやり方」をしていただけなのです。
実は、漢字の暗記において「何度も書く」という作業は、今日からやめてしまって構いません。視点と環境を少し変えるだけで、あの苦痛でしかなかった暗記時間は、劇的に語彙力をアップさせる知的な時間へと生まれ変わります。
