合わない勉強法の末路

「私、努力の方向を間違えてた。」

そう思った瞬間がありました。

勉強って、
頑張れば結果が出るものだと、
ずっと思っていたんです。

だから、
続かないのは甘え、
覚えられないのは根性不足。

そんなふうに、
自分を責めていました。

ノートをきれいにまとめて、
付箋も貼って、
計画表まで作って。

3日で挫折。
これ、何回もやりました。

「今度こそ続けよう」
「この方法ならいけそう」

そう思うのに、
気づくと手が止まるんです。

机には向かっているのに、
頭に入ってこない。

やる気がないわけじゃない。
でも、しんどい。

「向いてないのかも。」
その言葉が、
何度も浮かびました。

でもある日、
ちょっと見方が変わったんです。

「勉強法にも、
合う型と合わない型がある」

そう聞いたとき、
(え、性格の問題じゃなくて?)
と驚きました。

星座みたいな話ではなく、
もっと現実的な話です。

人にはそれぞれ、
気質のクセがあるそうで。

ぱっと掴むのが得意な人。
積み上げるのが得意な人。
最後に一気に伸びる人。

同じ勉強法でも、
合う人と合わない人がいる。

それだけで、
あんなに気が楽になるとは、
思いませんでした。

たとえば、
思いついたらすぐ動ける
直感型。

このタイプは、
目で追うだけだと飽きやすい。

「声に出したほうが入る」
「人に説明すると覚える」

そんな傾向が強いそうです。

逆に、
少しずつ積み上げたい
コツコツ型。

このタイプは、
あいまいな予定が苦手です。

「今日はここまで」
「終わったらチェック」

そういう見える形があると、
安心して進められる。

そして、
追い込まれてから強い
一気型。

このタイプは、
最初から完璧を求めると、
逆に動けなくなります。

小さく始めて、
最後に集中できる流れのほうが、
力を出せるんです。

私はずっと、
コツコツ型向けの方法を、
無理してやっていました。

毎日同じ時間に、
同じ量をこなすやり方です。

ちゃんとできる人を見るたび、
「なんで私は無理なの」
と思っていたんです。

でも本当は、
無理だったんじゃない。

合わない型の服を、毎日無理に着ていただけでした。

そう思ったら、
急に責める気持ちが
ほどけていきました。

「続かないのは、
やる気の問題じゃないかも」

「覚えられないのは、
方法のせいかも」

この発想に変わってから、
勉強への苦手意識が
かなり薄れました。

「頑張ってるのに無理」
それ、
つらいですよね。

でも、
そこで自分を雑に
決めつけなくていい。

やり方を変えたら、
あっさり進むこともあります。

音読したら入る人。
表にしたら落ち着く人。
締切があると燃える人。

努力の量ではなく、
入口が違うだけ。

ここが分かると、
景色が少し変わります。

もし今、
何をしてもしっくりこないなら。

あなたがダメなんじゃなく、
方法がズレているだけかも。

ずっと合わないやり方で、
必死に頑張っていたなら、
なおさらです。

あなたのせいじゃない。

合う形は、あります。