九九が覚えられない小2へ|お風呂で3分「1段ずつ」覚える家庭の方法

「九九、全然覚えられない…」

小学2年生の算数で九九が出てくると、子どもが急に落ち込んだり、嫌がったりすることがあります。学校でみんなの前で言えなかったり、テストで何度も間違ったりして、「自分はダメなんだ」と思い込んでしまう。親としては「毎日唱えなさい」と言いたくなりますが、本人はすでに「嫌い」「苦手」と決めつけてしまっていることが多いです。

実は、九九が覚えられない子の多くは、全部を一度に覚えようとしていることが原因です。そこで有効なのが、**お風呂で3分だけ、1段ずつ覚える**方法です。壁に九九表を貼り、1週間に1段だけ進めて、できた段にはカレンダーにシールを貼る。このペースなら、負担が少なく、続けやすくなります。

この記事では、今日のお風呂からできる具体的な手順と、親が使える声かけ例を紹介します。「今日は3の段を3回言ったら上がろう」の一言で、子どもが自分から取り組み始める流れを作っていきましょう。

九九が覚えられない小2に共通するつまずき

九九でつまずく子には、次のようなパターンが多いです。

– 全部の段を一度に覚えようとして、途中で嫌になる
– 唱えられる段と唱えられない段が混ざって、混乱する
– 「言えた」つもりでも、テストで出てこない
– 間違えるたびに自信をなくし、九九自体を避けるようになる

どれも、能力の問題ではありません。**一度に覚える量が多すぎる**ことが原因です。九九は全部で81個ありますが、1段ずつ確実に固めていくと、子どもは「できた」という成功体験を積み重ねやすくなります。お風呂という短時間で区切ることで、負担を最小限に抑えられます。

基本の考え方|「1段ずつ・短時間・目に見えるごほうび」

九九を確実に覚えるための3つのポイントです。

– **1段ずつ**:1週間に1段だけ進める
– **短時間**:お風呂で3分だけ
– **目に見えるごほうび**:できた段にはカレンダーにシールを貼る

この3つを組み合わせると、「全部やらなきゃ」というプレッシャーが消え、子どもが自分から「今日の段をやろう」と言えるようになります。

家庭でできる練習法|お風呂で3分「1段ずつ」進める5ステップ

特別な教材は要りません。九九表(手書きでも印刷でも可)、お風呂用の防水シールやテープ、カレンダー、普通のシールがあれば十分です。

**ステップ1:九九表をお風呂の壁に貼る**
防水仕様の九九表を用意するか、普通の紙をジップロックに入れて貼ります。最初は2の段から始めます(1の段は簡単なので飛ばしてもOK)。

**ステップ2:今週の段を決める**
「今週は3の段だけ」と決め、他の段は見ないようにします。
声かけ例:「今週は3の段だけだよ。他はまだやらなくていいからね」

**ステップ3:お風呂で3分だけ唱える**
入浴中に、決めた段を3回声に出して言います。親が一緒に言っても構いません。
声かけ例:「今日は3の段を3回言ったら上がろう」

**ステップ4:言えたらカレンダーにシールを貼る**
その日に言えたら、カレンダーの日付にシールを1枚貼ります。1週間続けると、シールが7枚並びます。

**ステップ5:1週間続いたら次の段へ**
7日間シールが並んだら、「3の段クリア!」と宣言して、次の段(4の段)に進みます。クリアした段は、たまに復習する程度で大丈夫です。

この5ステップを、毎日のお風呂で繰り返します。3分以上はやらないことが続けるコツです。

親の声かけ例|「勉強しなさい」を使わずに動き出させる

声かけのポイントは、正解を急かさず**「今日の分だけ」を意識させる**ことです。

1. **お風呂に入る前**
「今日は3の段を3回言ったら上がろう」

2. **唱えているとき**
「ゆっくりでいいよ。一緒に言おうか」

3. **言えたとき**
「3回言えたね。カレンダーにシール貼ろう」

4. **間違えたとき**
「大丈夫。もう一回だけ言ってみよう。今日はこれで終わりだよ」

5. **1週間続いたとき**
「3の段、クリアだね! 次は4の段に進もうか」

6. **嫌がったとき**
「今日は1回だけでいいよ。シールは貼れるからね」

7. **自分から始めたとき**
「自分から3の段言えたの、すごいね」

どの声かけも、結果ではなく「今日の分をやったこと」「続けたこと」を認めるのがポイントです。

覚えやすくする工夫

– 最初は「3×1=3」「3×2=6」と順番に言う
– 慣れてきたら「3×5は?」とランダムに聞く
– お風呂の湯気で表が見えにくくなったら、親が口でサポートする
– どうしても嫌がる日は「1回だけ」に減らして、シールは貼る

完璧に言える必要はありません。「だいたい言える」状態で次の段に進んでも大丈夫です。後から自然に定着します。

1週間の進め方例(3の段の場合)

| 曜日 | やること |

| 月 | 3の段を順番に3回言う → シール1枚 |
| 火 | 同じように3回言う → シール1枚 |
| 水 | 3回言う(親が途中で質問を混ぜてもOK) → シール1枚 |
| 木 | 3回言う → シール1枚 |
| 金 | 3回言う → シール1枚 |
| 土 | 3回言う → シール1枚 |
| 日 | 3回言って「クリア!」→ 次の段へ進む準備 |

このペースで進めると、約2ヶ月で全段を一通り終える計算になります。焦らず、1段ずつ確実にいきましょう。

今日から使えるチェックリスト

家で始めるとき、次の項目を確認してみてください。

**【準備】**
– [ ] 九九表をお風呂の壁に貼った(防水対策済み)
– [ ] カレンダーとシールを用意した
– [ ] 最初は2の段か3の段から始めると決めた
– [ ] 「1日3分だけ」と決めた

**【毎日の練習】**
– [ ] お風呂で決めた段を3回言った
– [ ] 言えたらカレンダーにシールを貼った
– [ ] 「今日は〇の段を3回言ったら上がろう」と声に出した

**【親の声かけ】**
– [ ] 正解を急かさず、「今日の分だけ」と伝えられた
– [ ] やったこと自体をほめた
– [ ] 「勉強しなさい」を使わなかった

よくあるつまずきと対処法

**Q. 子どもがお風呂で唱えるのを嫌がります**
A. 最初は親が一緒に大きな声で言ってください。「ママ(パパ)が言うから、真似してね」と始めるとハードルが下がります。どうしても嫌な日は「1回だけ」に減らして、シールは貼りましょう。

**Q. 次の日には忘れています**
A. 忘れるのは普通です。毎日繰り返すことで少しずつ定着します。完璧を求めず、「昨日よりスムーズになったね」と変化を認めてください。

**Q. 他の段もやりたがります**
A. 「今は3の段だけ。クリアしたら次に進もう」と線を引いてください。欲張りすぎると続きません。

まとめ|九九は「お風呂で1段ずつ」で身につく

九九が覚えられないのは、全部を一度に覚えようとしているからです。お風呂で3分だけ、1週間に1段ずつ進めて、できた段にはシールを貼る。この方法なら、負担が少なく、成功体験を積み重ねやすくなります。

今日のお風呂で、九九表を貼って「今日は3の段を3回言ったら上がろう」と声をかけてみてください。子どもが自分で表を見始めたら、それが最初の成功です。

 

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